こんにちは。
毒親から全力で逃げて早10年。
現在は10年前では考えられないくらい穏やかに過ごしています。
この10年間、色んなことを考えたり悩んだりしました。
今回は毒親と絶縁して本当に後悔しない?と、悩んでいる方に向けて、実際に親と絶縁している私が思うことを綴ります。
毒親との絶縁は後悔する?
率直にいうと、私自身は毒親と絶縁したことについて全く後悔していません。
なぜなら、思っていた以上に困ることが無かったからです(笑)。ほんとに皆無と言ってもいいくらい。
メリットしかないよ。
毒親と絶縁する前は
漠然とこんなことを考えていたように思います。
ただ、毒親と同じ空間で過ごす日々が絶望的に辛くて死にたいと思っていたので、死んでしまう前に一度、毒親のもとから逃げようと決意したのでした。
もし逃げた後も辛い日々が続けば、その時は本当に生きることを諦めよう…
こんなことをぼーっと考えていました。
実際に絶縁した後は、毒親のフラッシュバックで情緒不安定になってしまうことがありました。
職場の人から家族の仲良しエピソードを聞いたり、ベタなファミリードラマを見てしまうと、モヤモヤしたり。
一人で部屋に閉じこもってワンワンと泣き喚いてしまったり…。
そんなスッキリしない日もありましたが、今になって思うことは、毒親から逃げることってメリットだらけやん!ということです。
そのメリットの内容は後ほどお伝えしますが、10年前に本気で逃げて良かった!と思える幸せな日々を過ごしています。
ただ一つだけ、毒親と絶縁したことで少しだけ困るな~と思うことがあります。
毒親と絶縁して困ること
毒親と絶縁して少し困るなぁと思ったことは、本当にしょうもない事ですが… 親との関係を周りの人にどこまで話す?ということです。
親と絶縁している事実を話すか迷う
昔の友人とは毒親が絡む関係で縁が切れてしまっていますし、現在の友人も少ない私です。
本当に親しい人というと、現在の家族(夫と子供)くらいかなぁと思っています。
私は内向的な性質のHSPであり、一人でいても快適に過ごせるタイプなので別にいいのですが、結婚や育児を通して、日常的に絶対に関わる人が出てきます。
- 夫の友人知人
- 夫の職場関係の人
- 夫の兄弟や親戚
- 自分の職場関係の人
- 子供が通う園のママさん
- ご近所さん
こういう友人ではない微妙な関係の人たちに、親のことをどこまで話せばいいの?と悩むときがありますね。
こんなことを考えるときがあります。
まぁ毒親と絶縁せずにストレスで死にそうになるか、絶縁していることを周りの人に話して引かれるか、それらを天秤にかけるなら余裕で引かれる方を取りますが(笑)
結局、私が親と絶縁していることを知っている人は夫と夫の家族くらいです。
結論、絶縁して得られたことの方が圧倒的に多く、全く後悔していません。
毒親と絶縁して良かったと思えること
毒親と絶縁して良かったと常に思っています。
今こうやって自宅でブログを書いていることも、自分がやりたくてやっていること。
毒親と一緒に住んでいたときは叶わなかった、自分の意志でやりたいことができるということが本当に楽しくて仕方ないのです。
では毒親と絶縁して良かったと思える事柄を紹介しますね。
犯罪者にならずに済んだ
まずはこれです。
毒親に縛りつけられていた24年間でしたが、20歳を過ぎたラスト3年ほどは毒親の洗脳が解け、正直にいうと殺意が芽生えていました。
こんなやつら(両親)のせいで犯罪者になってしまうのは馬鹿げている、という気持ちもあったため絶縁を決意した、という部分もあります。
こうして罪を犯すはめにならずに済みましたし、心から笑える日々も増えてきました。
体調が良くなった
毒親から逃げた後、体調も劇的に良くなりました。
毒親と住んでいたころは、身体の症状に悩まされることが多かったです。
毒親と暮らしていた時の不快な症状
- 慢性的な蕁麻疹
- 呼吸がしずらい、過呼吸
- 喉の何かが詰まった感じがする
- アルバイト中に息苦しくなって立っていられなくなる
- 大量のニキビが治らない
- 大量に髪が抜ける
- ダイエットしていないのにゲッソリと痩せてしまう
体のどこかが悪いのかな?と思い、アルバイト代を持って病院に行って検査もしましたが、悪いところは見つかりませんでした。
このような症状が高校生の頃から出始めました。
同級生にも「いつもしんどそう」「顔色悪いよ」などと言われることが多かったです。
しかし毒親から逃げたあと、これらの症状がスーッと消えるように出なくなりました。
やはり親のストレスが原因の、精神的なものからくる症状だったんだな、と今になって思います。
本当の自分に出会えた
毒親の元から逃げて体調も良くなり、心身ともに浄化された気がします。
自分の周りにまとわりついていた悪いもの(両親)が落ちたとき、これまで隠されていた本当の自分に出会えた気がしました。
毒親と過ごしていたときの私は、常に親の軸で動いていました。
- これをすると母が喜ぶからこうしよう
- これは母が不機嫌になるから辞めとこう
- これをすると父が暴れだすから辞めとこう
こうやって何をするにも自分が存在していなかったのです。物心ついた時から20歳を過ぎても上記のように振る舞うことが当たり前になっていました。
毒親に洗脳されていることに気づいたときは苦しく、生きることが嫌になりました。
でも親と絶縁するという、初めて何かを自分で決めて実行に移すという行動をした時から、ここには自分がいるという事実を確認することができました。
現在はこんな強い気持ちで生きています。
幼少期から親に洗脳されていたため、自分で物事を決めることは得意ではないし、優柔不断な部分もあります。
しかし以前と比べてまともな考え方ができるようになったし、今するべきこと・やりたいことも分かります。
自分の人生を自分で選んでいくことって、こんなに快適なんですね。
新しい家族ができた
毒親と絶縁して本当の自分に出会い、自分を受け入れることができるようになってきました。
そして、人を好きになることができました。
好きになった人と結婚し、新しい家族になってくれました。
宝物である子供も生まれました。
結婚と出産に毒親が介入していると確実に壊されていただろうな、と思うのです。
そんなの絶対に嫌です。
毒親と絶縁しても後悔なんか全くしない
そんなこんなで、今回は毒親との絶縁で困ることや良かったことを書きました。
毒親と暮らしていた日々はしんどいことばかりでしたが、対照的に今はとても幸せです。
普通に平凡に暮らせることが本当にありがたい。
毒親から逃げようと思ったあのときの決断は間違っていなかったんだ、と思っています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。