毒親育ちにとって結婚はすごくハードルが高いものに感じますね。
私も毒親育ちだから結婚できないと思っていましたが、現在では素敵なパートナーと出会えて毎日平凡に過ごしてます。
この記事では結婚について考えている毒親育ちさんに向けて、
- 毒親育ちは結婚できない?できたとしても幸せになれる?
- 結婚相手はどんな人がいい?
- 交際中に毒親のことを話す?
- 毒親育ちが結婚するまでに気をつけることは何?
このような疑問にお答えしていきます。
毒親育ちは結婚できない?
ずばり、毒親育ちでも結婚できます!
実際に私も結婚していますし、普通に結婚しているけど「実は毒親育ちです。」という方にもたくさん出会ってきました。
それでも毒親育ちさんが「結婚できないのでは?」と思ってしまう理由は以下のようなことを考えるからではないでしょうか。
- 結婚したくても毒親に反対(妨害)されるから
- 毒親持ちのせいで相手に嫌われるのでは?と思っているから
- 親が強烈すぎて相手が引いてしまうのでは?と思っているから
- 機能不全家庭育ちということで相手や相手の家族に偏見を持たれてしまうのでは?と思っているから
- 幸せな家庭を知らずに育っているため、自分で普通の家庭を築くことができないと思っているから
分かります。毒親に育てられるとネガティブにこんなことを考えてしまいますよね。
私も結婚を決意するまでずっと悩んでいました。
「結婚はしません!」というのであればそのままで良いですが、結婚したいのであればこれらの心配事をクリアにする必要があります。
結婚相手はどんな人がいい?
結婚するならそりゃもう本当に好きな人としたいですよね。
結婚生活は長いので、「絶対にこんな人と結婚する!」と条件を持っている人もいるかもしれません。
そうやって条件を持つことは悪いことではないでしょう。
ただ毒親育ちさんの結婚相手でこんな人はちょっと考えた方がよいのでは…。というタイプがいます。
毒親育ちさんが注意したい結婚相手
- 親と会いたくないといってるのに、(良かれと思って)無理やり会わせようとしてくる人
- こちらに確認せずに、勝手に親と会って話をしようとする人
- 毒親の話をすると、自分の方が大変な家庭で育ったと主張してくる人
- 毒親の話をすると、世の中にはもっと大変な環境に置かれている人がいると言ってくる人
- 毒親の話をしても、何の反応も無い人
上記のような言動をしてくる人って、こちらの気持ちを何にも考えていないですよね。
自分のことばかり…。かろうじて結婚したとしても、その後の結婚生活で毒親育ちさんが傷ついてしまう場面が増える気がします。
- 毒親育ちさんの結婚相手はこちらの気持ちを尊重してくれる人がベスト
- 毒親の話をしたら「辛かったね」「大丈夫だよ」といったホッとする返答をしてくれる人が良いですね。
育った家庭環境が全く違うけど大丈夫?
育った家庭環境が全く違う人でも大丈夫です。
毒親育ちさんの少しの努力は必要ですが、他人の育った環境に偏見を持たない人であれば結婚できるでしょう。
例えば、毒親育ちさんに「結婚したい!」と思える人ができたとします。
しかしその相手が親の愛情に包まれた普通の良い環境で育った人である場合、結婚することを躊躇ってしまいますよね。
- 育ちが悪いと思われて相手の親に嫌われるのではないか?
- 結婚生活で価値観が合わなくなってくるのではないか?
- 毒親育ちであるがゆえに相手に迷惑をかけるのではないか?
結婚したいほど好きになった人がいても、育った環境が違いすぎると上記のような悩みが出てきます。
でもこの悩みは、自分自身が少し努力することでクリアできると思うんです。
毒親育ちさんが結婚するためにできる少しの努力とは、最低限の常識を身に付けることです。挨拶やTPOに合わせた服装を学んだり、発言に気を付けるようにすることです。
私も結婚するときに自分の常識の無さに四苦八苦しました。
挨拶やお正月のしきたりなど、親から何一つとして教わらなかったので。イベント事や行事も一切しない冷え切った家庭でした。
でも今はネットで調べればすぐに答えが見つかる時代です。
結婚相手が良い環境で育った人である場合、結婚生活で得られるメリットは大きいです。
毒親育ちさんが良い家庭環境で育った人と結婚するメリット
- 毒親のフラッシュバックで心が沈んでいる時に気持ちを引き上げてくれる。
- まともな親に育てられているので、まともな感覚でまともな育児ができる。こちらが育児で迷ってしまう時に良い方向に導いてくれる。
- パートナーを通してまともな家庭のあり方を知ることができる。
相手も自分と似たような境遇で育った場合、傷を共感しあうことはできるかもしれません。
しかし、ふとしたきっかけで2人とも落ちていってしまう可能性があると思います。
自分と似たような環境で育っている故に相手の苦しみも理解できるので、自分まで苦しくなるんですよね。
それでどんどんマイナスになってしまうパターン。
もちろん、そうではない夫婦もいるとは思いますが。
交際中に毒親のことを話す?
いずれ結婚したいと思える好きな相手であれば打ち明けるべきでしょう。
なにも出会ってすぐに言うこともないとは思いますが、実際に結婚することになるともう黙ってられないですしね。
実は…私は毒親育ちで…
え⁇なんで⁉
親と仲悪いの⁉今まで育ててもらったんだから親は大切にしないといけないよ!
頑張って打ち明けたのに上のAさんのような返事「親は大切に~」等という返事が返ってきたらちょっと付き合いを考えた方がよさそうです。無神経すぎる…。
そっか…。
正直に話してくれてありがとう。
辛かったね。これからは一緒に頑張っていこう!
Bさんのように、毒親育ちの自分そのものを受け入れてくれる人だと良いですね。
毒親育ちが結婚するまでに気をつけることは何?
毒親育ちさんが結婚するうえで一番気をつけることは、「え、そんなこと⁇」と思われるかもしれませんが、前向きな気持ちでいることだと考えています。
「これから結婚して絶対に幸せな家庭を築き上げるんだ」「絶対に幸せになってやる!」という明るい気持ち。
そのためには自分をさんざん苦しめた毒親について勉強しておくことが大事です。
毒親について勉強できる最高の教科書は本です。前向きに毒親関連の書籍を読んで、自分がパートナーに対して毒親と同じ言動をしないように気を付けましょう。
結婚は自分だけではなく相手の生活に大きな影響を与えることになります。
毒親に対する怒りや恨みのパワーを結婚相手に向けないようにするために。
生涯のパートナーとできるだけ穏やかな時間を過ごせるように。
毒親育ちは辛い過去を背負っていますが、これからは前向きに生きれるよう意識する必要があると思っています。
まとめ
今回は毒親育ちの結婚についてでした。
毒親育ちでも結婚できるし、毒親育ちということに偏見を持たず受け入れてくれるパートナーと結婚できれば穏やかな結婚生活が送れる可能性が高いです。