平祐奈、なぜ神職に?女優と神職、二つの顔に秘められた想い

女優として活躍中の平祐奈さん。

その透明感あふれる魅力と確かな演技力で、多くのファンを魅了しています。

summer

平祐奈さん!可愛さと綺麗さが合わさっていますね!

その華やかな世界の裏には、もう一つ、とてもユニークで深い精神性を感じさせる一面があることをご存知でしたか?

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平祐奈:ただの美少女ではない – 女優が歩む神聖なる道

若手女優として、清楚な魅力と確かな演技力で注目を集める平祐奈さん 。

近年ではドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』など話題作への出演も記憶に新しく、その活躍はとどまるところを知りません 。

実は彼女、神職の資格を持つという、非常にユニークな一面を持っているのです。

なぜ、人気女優である彼女が、神職という神聖な道を選んだのでしょうか?

姉は平愛梨さん

平祐奈さんは6人兄弟の末っ子。長兄とは19歳も離れているとか。

姉は女優で長友さんの奥様でもある平愛梨さん。

summer

すごい美人姉妹ですね!2人とも綺麗すぎて眩しい…

聖なる学び舎へ:平祐奈、神職資格取得までの道のり

平祐奈さんが神職の資格を取得するに至った背景には、真摯な学びと実践の積み重ねがありました。

彼女がその門を叩いたのは、神道研究で名高い國學院大學の神道文化学部です 。

國學院大學とは?

明治15年に創設された皇典講究所を母体とし、大正9年にわが国で初めて認可された私立大学のひとつ

國學院大學のHPはこちら

芸能活動と学業の両立は容易ではなかったはずですが、平さんは見事にそれを成し遂げ、2021年3月に同大学を卒業

神職課程を専攻し、神職の資格を正式に取得しました 。

平さん

大学側の理解と事務所スタッフの協力が不可欠だった

学業と仕事の両立にあたって、彼女は感謝の言葉を述べています 。

彼女の学びは座学だけに留まりませんでした。

平さん

神道の歴史や祭式作法、神社での実習などたくさん貴重な経験をさせていただきました

実際の神社での奉仕活動も経験し、このようにコメントしています 。

具体的には、浅草神社での実習経験もあると明かされています 。

國學院大學の神職課程の内容
  • 装束の着付けといった基礎実習
  • 明治神宮での3泊4日の指定実習
  • 地方の指定神社での6泊7日の実習
  • 12日間の神社助勤など

國學院大學での神職課程では多岐にわたる実践的な訓練が行われています 。

平さんもこのような厳しいカリキュラムを経て、神職としての素養を磨いたことでしょう。

取得した資格は「神職(明階検定合格正階授与)」とされており、これは神職の階位の中でも上位に位置するものです 。

神職の階位には浄階、明階、正階、権正階、直階といった段階があり、「明階」は別表神社(規模の大きな有名神社など)の宮司や権宮司になるために必要な重要な階位です 。

そして、彼女は現在「権禰宜(ごんねぎ)」という神職の役職に就いています 。

権禰宜とは

神社の祭祀や社務に実際に従事する神職

平祐奈さんの神職資格

大学國學院大學
学部神道文化学部
専攻神職課程
卒業年2021年3月
取得資格神職(明階検定合格正階授与)
現在報告されている役職/階位権禰宜(ごんねぎ)

平祐奈を神道へと導いたも

平祐奈さんが神職の道を選んだ背景には、一朝一夕ではない、彼女自身の内面で育まれた深い動機が存在します。

A. 幼少期からの芽生え:日々の習慣と特別な体験

彼女の神道への関心は、実は幼い頃から育まれていました。

平さん

神棚に手を合わせることは幼少期からの日課でした

と平さんは語っており、大学入学を機に自身の神棚も用意したといいます 。

毎晩就寝前には神棚の前で手を合わせ、一日の出来事を振り返り、感謝の気持ちを捧げることが習慣となっているそうです 。

このエピソードは、彼女にとって神道が生活の一部として自然に存在し、精神的な支えとなっていたことを示しています。

さらに、彼女の心に深く刻まれた原体験として、伊勢神宮への初訪問があります。

まだ幼い頃、兄弟姉妹だけのドライブで初めて訪れた伊勢神宮。

その時の感動を「鳥居をくぐって、たくさんの緑に囲まれた参道を歩いていると、木漏れ日がとてもきれいで、お日様とかくれんぼをしているような気分になったんです。

『ああ、なんて素敵な所なんだろう』って感じたのを覚えています」と生き生きと語っています 。

この純粋な感動が、彼女の中に「お伊勢さんへの気持ち」を芽生えさせ、後の神道への深い関心へと繋がっていったのかもしれません。

B. 日本の伝統と「和心」への深い共鳴

平祐奈さんの趣味の一つが「御朱印集め」であることはよく知られています 。

16歳の頃、京都での時代劇出演をきっかけに御朱印の魅力に触れ、以来、熱心に集め続けており、その数は11冊にも及ぶといいます 。

御朱印帳を手に神社仏閣を巡る中で、日本の歴史や文化、そしてそこに息づく精神性への理解を深めていったことでしょう。

そして、彼女の言葉の中に頻繁に登場するのが「和心(わごころ)」というキーワードです。

大学卒業時には「日本人としてこれからも和心を大切に新たなステップへと羽ばたいていきたいと思います」と語り 、神道を学ぶことを通して、この「和心」をより深く理解し、大切にしたいという思いを強く抱いていることが伺えます。

日本に生まれたからには、ちゃんと知っておきたい

母国愛というか真心というか、日本の心みたいなものをしっかり持って生活すれば、みんながハッピーになれるんじゃないかなって思う

という彼女の言葉からは、日本の文化や精神性に対する深い敬愛と、それを次世代に伝えたいという静かな使命感が感じられます 。

C. 二つの世界を繋ぐ架け橋:女優と神職、共通する役割

一見、華やかな女優の世界と、厳かな神職の世界は大きく異なるように思えます。

しかし平祐奈さんは、この二つの役割に共通する本質を見出しています。

彼女は「神職は、御祭神と参拝者をつなぐ役目。俳優は、作品と観客をつなぐ役目」と語ります 。

彼女は自身を、異なる世界や人々、あるいは人々と超越的な存在とを「つなぐ」存在として捉えているのです。

ご祭神に祈りを届けたい参拝者の思い、素晴らしい作品に触れたい観客の思い。

それらの「思いを繋ぐ」という使命感こそが、彼女を突き動かす原動力となっているのでしょう 。

D. 彼女自身の言葉から見える、内なる想い

平祐奈さんの神道への関わりは、文化的な興味や哲学的な理解だけでなく、非常に個人的で内面的な要素も強く含んでいます。

彼女は「神様の前でなら、人には言えないことでも報告できる」と明かしています 。

この言葉は、彼女にとって神道が、日々の悩みや喜びを率直に打ち明けられる、心の拠り所であることを示唆しています。

好きな人ができたことさえも神様に報告するという、微笑ましいエピソードも語られており 、彼女の信仰が生活に深く根ざしている様子が伺えます。

有言実行:平祐奈、神職としての活動

平祐奈さんは、神職の資格を取得しただけでなく、実際にその役割を積極的に果たしています。

友人でタレントの内山信二さん一家の安産祈願を、神職として執り行ったそうです 。

神職の装束に身を包み、厳かに祈りを捧げる彼女の姿は、多くのメディアで報じられました。

内山さんの妻・琴さんの第2子懐妊に際し、水天宮にて行われたこの祈願で、平さんは

平さん

琴さんと赤ちゃんが健やかでありますように 二人目のベビちゃんに会えるのも楽しみだなぁ…♡

と心からの祝福を送っています 。

また、水天宮では節分の祭典奉仕や豆まきにも参加しており 、「皆さんにたくさんの福が訪れますように」とブログで綴っています 。

こうした彼女の活動に対する世間の反応は非常に好意的です。

「さすが神職。コスプレ感が無い」「装束がよく似合う」といった称賛の声も多く寄せられています 。

これは、彼女の立ち居振る舞いや装束姿に、付け焼き刃ではない本物の気品と神聖さが感じられるからでしょう。

一部のファンからは、女優としての彼女と神職としての彼女のギャップに魅力を感じる「ギャップ萌え」という声も聞かれます 。

ベテラン芸人の明石家さんまさんも、彼女の神職資格取得について

さんまさん

ここのきょうだい、みんな変わってるからなぁ
環境がそうさせたんやろうなぁ

と、そのユニークな経歴に驚きと関心を示しています 。

平祐奈が示す、芸術と信仰の新たなハーモニー

平祐奈さんの歩みは、芸能界という華やかな世界の住人が、いかにして伝統的で精神的な価値観と深く結びつき、それを現代的な生き方の中で体現できるかという、一つの美しいモデルケースを示していると言えるでしょう。

彼女は、女優としての表現活動と、神職としての奉仕活動という、二つの異なる世界を見事に調和させながら、私たちに新しい時代のあり方、文化との向き合い方を提示してくれているのかもしれません。

その姿は、多くの人々にとって、日々の生活の中で「日本の心」を見つめ直すきっかけを与えてくれるでしょう。

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