こんにちは。静かな世界、運営者のSです。
年末年始のスキー場が空いてる場所を探して、毎日のように検索画面とにらめっこしていませんか。家族との大切な旅行や日帰りで滑りに行く計画を立てていても、どこも混雑ばかりで疲れてしまいますよね。関東や関西の穴場ランキングを調べても、結局は人が多いのが現実です。でも、少し視点を変えるだけで、リフト待ちとは無縁の静かな世界が見つかりますよ。
- 2025年~26年にかけての暖冬傾向を踏まえたスキー場選びのコツ
- 関東や関西から行ける本当の穴場スポット
- 北海道や東北でパウダーを独占する裏技
- 混雑を避けて快適に滑るための具体的な行動
年末年始のスキー場で空いてる穴場を探す戦略

「せっかくの休みなのに、リフト待ちで一日が終わってしまった…」なんて経験、誰にでもありますよね。特に2025年から2026年のシーズンは、インバウンド需要の回復で主要なリゾートは大変な混雑が予想されます。ここでは、私が普段実践している「あえて不便を選ぶ」という視点から、混雑を回避するための具体的な戦略をお話しします。
暖冬や雪不足によるオープン延期のリスク
まず最初に頭に入れておきたいのが、今シーズンの気象条件です。2025年は暖冬の傾向があり、シーズン初めの雪不足が懸念されています。実際、北海道のキロロやニセコHANAZONOといった雪が豊富なエリアですら、11月末のオープンが延期になる事態が起きています。
これは何を意味するかというと、「オープンしているスキー場に人が殺到する」という現象です。雪がある場所にスキーヤーが集中するため、普段は空いているスキー場でも、そこしか開いていなければ大混雑します。
出発前には必ず各スキー場の公式サイトやライブカメラで、現在の積雪状況と稼働リフト数を確認してください。「オープン予定」の情報を鵜呑みにせず、リアルタイムの情報を得ることが大切です。
関東の穴場はインターからの距離で見極める

首都圏からアクセスの良い群馬県エリアは、どうしても混雑しがちです。特に沼田インターチェンジ周辺は人気ですが、ここでの鉄則は「インターから遠い場所ほど空いている」という物理的な距離のフィルターを利用することです。
例えば、インターから近い「川場スキー場」や「たんばらスキーパーク」は非常に便利ですが、その分だけ人も集まります。そこからさらに奥地へ進んだ「オグナほたかスキー場」や「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」まで足を伸ばしてみてください。
移動時間は増えますが、その「ひと手間」を惜しむライト層が脱落するため、ゲレンデの人口密度はグッと下がります。運転の手間を少し増やすだけで、快適な滑走時間が手に入るなら安いものですよね。
群馬のスキー専用ゲレンデは子供連れに最適

もし、小さなお子さんと一緒に滑るなら、「スキー専用」のゲレンデを選ぶのが賢い選択です。群馬県の「かたしな高原スキー場」は、関東では珍しいスキーヤー専用のスキー場です。
スノーボードが禁止されているため、コースの途中で座り込んでいる人が少なく、全体の流れが非常にスムーズなんです。私自身も経験がありますが、スノーボーダーとの接触事故を心配せずに滑れる環境は、ファミリーにとって何よりの安心材料になります。
ミッフィーちゃんがキャラクターになっているので、子供たちのテンションも上がります。スノーボーダー(市場の約半数)が来場しないというだけで、物理的に混雑が緩和されるという構造的なメリットがあります。
長野や新潟で設備の古さが狙い目のリゾート
最新のゴンドラやおしゃれなカフェがあるリゾートは素敵ですが、当然ながら混みます。逆に言えば、「設備が少し古い」場所こそが狙い目です。
長野県の「The きじまスノーパーク(旧:牧の入高原)」をご存知でしょうか。近隣には野沢温泉という超人気リゾートがあるため、観光客はそちらに流れます。リフトなどの設備はレトロかもしれませんが、過去の口コミを見ても「ガラガラ」「貸切状態」という声が多く、滑り重視派には天国のような場所です。
「映え」や「便利さ」を捨てて、「滑ること」に特化すれば、驚くほど空いているゲレンデに出会えますよ。
リフト待ちなしを叶える早朝営業の活用法
「場所」ではなく「時間」をずらすのも有効な戦略です。群馬県の「奥利根スノーパーク」は、最大で朝6時から営業しています。
多くの人が到着するのは9時から10時頃。その時間には既にひと滑り終えて、早めのランチ休憩に入る。そして混雑がピークになるお昼時には帰路につく。この「時差利用」こそが、ストレスフリーに楽しむ最大の秘訣です。
日帰りや宿泊で混雑回避する周辺施設の利用
人気のスキー場に行く場合でも、宿泊先を少し工夫するだけで混雑をかわせることがあります。ゲレンデ直結のホテルは便利ですが、予約も困難で価格も高騰しがちです。
あえてスキー場から少し離れた温泉街や、旭川のような都市部のビジネスホテルを拠点にすることで、コストを抑えつつ、複数のスキー場を天候に合わせて選ぶという柔軟な動きが可能になります。「ホワイトバレーみなかみ」のように、派手な施設はないけれど上質なパウダーと温泉が楽しめる小規模な場所を選ぶのも、大人の賢い選択ですね。
全国エリア別で年末年始のスキー場が空いてる場所
ここからは、もう少し具体的にエリアごとの「穴場」を見ていきましょう。「有名な場所に行きたい」という気持ちを少し抑えて、ローカルな魅力に目を向けてみてください。
| エリア | おすすめスキー場 | 穴場の理由 |
|---|---|---|
| 群馬 | かたしな高原 | スキー専用でスノボ客がいない |
| 長野 | The きじまスノーパーク | 設備は古いが近隣の有名所に客が流れる |
| 北海道 | 和寒東山スキー場 | 旭川近郊のローカル&パウダーの宝庫 |
| 鳥取 | わかさ氷ノ山 | アクセスが険しく雪道運転の技術が必要 |
北海道はニセコを避けて旭川のローカルへ

北海道といえばニセコやルスツが有名ですが、今の時期はインバウンドのお客様で大変な賑わいです。リフト券の価格も国際基準になっていますよね。そこで私がおすすめしたいのが、旭川周辺(道北エリア)です。
旭川市内から車で15分ほどの「サンタプレゼントパーク」や、高速道路からのアクセスが良い「ぴっぷスキー場」は、主に地元の方が利用するローカルゲレンデです。そのため、年末年始でも観光客の大行列に巻き込まれることはほとんどありません。
旭川を拠点にすれば、夜は美味しい「ゲレ食」ならぬ街のグルメも楽しめます。都市観光とスキーをセットにした新しい旅のスタイルですね。
東北のパウダーを狙うなら新幹線から遠くへ

東北の「JAPOW(ジャパウ)」も世界的に有名になりましたが、まだ穴場は残っています。ポイントは新幹線の駅から少し離れることです。
青森県の「モヤヒルズスキー場」は、地元ファミリー層がメインで、八甲田山のバックカントリー勢とは客層が被りません。また、岩手県の「夏油高原スキー場」は豪雪で有名ですが、ツリーランエリアが広大なおかげで、上級者が森の中へ分散し、コース上の混雑感が意外と少ないんです。
関西の渋滞を避けるならアクセス難所を選ぶ
正直なところ、関西から日帰り圏内(150km圏内)のスキー場で、年末年始に「ガラガラ」な場所を見つけるのは至難の業です。びわ湖バレイや奥伊吹などは大人気ですからね。
ここで取るべき戦略は、「アクセスの良さを捨てる」ことです。高速道路を降りてから、険しい山道を運転する覚悟がある人だけがたどり着ける場所を目指しましょう。
兵庫や鳥取の雪道運転が必要な隠れ家

その代表格が、鳥取県の「わかさ氷ノ山スキー場」です。関西からのアクセスにおいて、ハチ北などの人気エリアよりもさらに奥にあり、山道を通る必要があります。
この「雪道運転」というハードルが天然のフィルターとなり、スタッドレスタイヤやチェーン装着に自信がない層をブロックしてくれます。その結果、たどり着いた先には、雪質が良くて混雑も少ない、理想的な環境が待っています。「運転には自信があるよ」という方には、ぜひおすすめしたい選択肢です。
年末年始のスキー場で空いてる条件の総まとめ

2025年から2026年の年末年始に、空いているスキー場で快適に滑るための条件をまとめてみましょう。
- 便利さを捨てる:インターから遠い、山道が険しい場所を選ぶ。
- 新しさを捨てる:設備が古くても、雪質と空き具合を優先する。
- ブランドを捨てる:有名なリゾートではなく、地元のローカルゲレンデへ行く。
この3つの「捨てる」勇気を持つことが、結果として最高のスキー体験に繋がります。もちろん、天候や道路状況は刻一刻と変化しますので、安全運転で無理のない計画を立ててくださいね。
皆さんの年末年始が、白銀の世界で素晴らしい思い出になりますように。
※本記事の情報は一般的な傾向や過去のデータに基づいています。気象状況や施設の営業状況は変更される可能性があるため、必ずお出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
