こんにちは。静かな世界、運営者のSです。
年末が近づくと、どうしても憂鬱になってしまうのが「寒さ」ですよね。こたつから出たくない、雪道の運転が怖い、そんな悩みを抱えているのは私だけではないはずです。新しい年を迎える大切な時期だからこそ、凍えるような寒さから逃れて、心も体もほどけるような暖かい場所で過ごしたいと願うのは自然なことだと思います。
実は、パスポートを持って海外に行かなくても、日本国内にはコートを脱いで過ごせるような温暖な楽園や、意外と知られていない穴場スポットが存在します。今回は、2025年から2026年の年末年始をポカポカ陽気の中で過ごすために、私がリサーチした情報をシェアしますね。
- 絶対に寒くない「Tシャツで過ごせる」国内エリア
- 温泉と暖かさを両立できる九州や関東近郊の穴場
- 年末年始の混雑を避けてゆっくり過ごすためのコツ
- 1月の平均気温データに基づいた失敗しない服装選び
年末年始に暖かいところへ行く国内のおすすめエリア
「暖かい」といっても、半袖で過ごしたいのか、コートがいらない程度でいいのかによって行き先は変わってきますよね。ここでは、私が実際に調べてみて「ここはいいな」と感じたエリアを、その特徴ごとにご紹介します。
気温重視なら沖縄で過ごす正月

「とにかく寒さから逃げたい!」という方にとって、やはり沖縄は外せません。本州が厳しい寒波に襲われているときでも、那覇の1月の平均気温は約17.3℃もあります。これは東京でいうと10月か11月くらいの陽気ですから、ダウンジャケットはまず必要ありません。
特に私がおすすめしたいのは、沖縄本島よりもさらに南にある石垣島や宮古島です。
天気が良ければ日中は20℃を超えることもあり、半袖のTシャツに薄手のパーカーを羽織るだけで快適に過ごせます。海には入れなくても、12月下旬からはザトウクジラがやってくる「ホエールウォッチング」のベストシーズンに入るので、冬ならではの感動体験ができるのも嬉しいポイントですね。
ランキング上位の九州で温泉三昧

暖かさも欲しいけれど、やっぱりお正月は温泉に浸かってゆっくりしたい。そんな贅沢な悩みには、九州南部がぴったりです。各種ランキングでも常に上位に入る鹿児島県や宮崎県は、黒潮の影響で冬でも比較的温暖なんです。
例えば、鹿児島県の指宿(いぶすき)温泉。ここは世界的にも珍しい「砂むし温泉」があります。海岸で波の音を聞きながら温かい砂に包まれていると、体の芯からポカポカしてきて、日頃の疲れがスーッと抜けていくのがわかります。
また、宮崎県の海岸線沿いはフェニックスの木が並んでいて、ドライブしているだけで南国気分を味わえます。気温自体は沖縄ほど高くはありませんが、日差しが強いので体感温度はかなり暖かく感じられるはずです。
穴場スポットで混雑回避する旅
「年末年始はどこも混んでいるから…」と諦めかけている方におすすめしたいのが、都市部から少し離れた穴場スポットです。私が注目しているのは、沖縄本島北部の「やんばる」エリアや、千葉県の房総半島南端です。
沖縄の那覇国際通りは年末年始、観光客ですごい人混みになりますが、北部まで足を延ばすと静かなビーチや自然が広がっていて、プライベートな時間を過ごせます。また、千葉県の館山(たてやま)エリアも意外な穴場です。都心から近いのに、黒潮の影響で霜が降りることがほとんどなく、1月からポピーなどの花摘みが楽しめるんですよ。「近場の常春」として、移動の疲れを避けたい方には最適かなと思います。
カップルに人気の星空と高級宿

大切なパートナーと過ごす年末年始なら、ロマンチックな雰囲気も大切にしたいですよね。そんなお二人におすすめなのが、日本一の星空が見られる場所として有名な「石垣島」や、絶景の夕日が楽しめる和歌山県の「白浜」エリアです。
特に和歌山県の南紀白浜は、関西圏からのアクセスが良いにもかかわらず、本州とは思えないほど温暖です。海沿いには露天風呂付きの客室を持つ高級宿が多く点在していて、夕日を眺めながら二人きりで温泉に浸かる…なんて過ごし方も素敵ですよね。
子連れも楽しめる動物園と公園

お子様連れのご家族にとって、暖かさは「荷物の少なさ」や「子供の機嫌」に直結する重要な問題ですよね。寒い中、分厚いコートを着せて歩き回るのは本当に大変です。
そこでおすすめなのが、和歌山県の「アドベンチャーワールド」や静岡県の「伊豆シャボテン動物公園」です。実は、パンダやカピバラといった動物たちは、真夏よりも冬の方が活発に動くことが多いんです。伊豆のカピバラが露天風呂に入っている姿は本当に可愛らしくて、見ているだけで癒やされます。
これらのエリアは太平洋側に位置しているため、雪が降るリスクが極めて低く、ベビーカーでの移動もスムーズなのが親としては助かるポイントですね。
一人旅でも安心な南国の都市
年末年始を一人で気ままに過ごしたい、という「ソロ旅」派の方には、交通の便が良く、一人でも入りやすいお店が多い那覇や鹿児島市内の滞在をおすすめします。
那覇であればモノレールで移動できますし、鹿児島であれば市電が走っているので、レンタカーを借りなくても観光が楽しめます。特に佐賀県の嬉野(うれしの)温泉などは「美肌の湯」として有名で、名物の温泉湯豆腐を一人でハフハフと食べるのも乙なものです。
誰にも気を使わず、暖かい風に吹かれて本を読んだり、美味しいものを食べたり。そんな「何もしない贅沢」を味わうには、南国の都市は最高のロケーションだと思います。
年末年始に暖かいところを探す国内旅行のヒント
行き先が決まってきたら、次は具体的な準備ですね。せっかく暖かい場所に行くのですから、服装や予約のタイミングで失敗したくありません。ここでは、旅を成功させるためのちょっとしたヒントをまとめました。
1月の平均気温と最適な服装
「暖かい」といっても感覚には個人差があります。データとしてどのくらいの気温差があるのか、主要なエリアを比較してみました。これを見ると、服装のイメージが湧きやすいかもしれません。
| エリア | 1月平均気温 | 服装の目安 |
|---|---|---|
| 沖縄(那覇) | 約17.3℃ | 長袖シャツ+薄手のカーディガン |
| 鹿児島 | 約12.8℃ | ジャケットや軽めのコート |
| 和歌山(白浜) | 約7.1℃ | 冬の服装だがダウンは不要な日も |
| 東京 | 約5.4℃ | 厚手のコート・ダウン・マフラー必須 |
こうして見ると、沖縄の暖かさは圧倒的ですね。ただ、海沿いは風が強い日もあるので、ウインドブレーカーのような風を通さない薄手の上着が一枚あると安心です。
関西や関東近郊のドライブ穴場

飛行機や新幹線のチケットが取れなかった場合でも、車で行ける範囲に「避寒地」はあります。
関東にお住まいなら、先ほども触れた千葉県の南房総や、静岡県の伊豆半島がおすすめです。伊豆は「常春」と呼ばれるほど暖かく、1月から早咲きの桜や水仙が見られることもあります。関西にお住まいなら、和歌山県の紀伊半島を南下するのが鉄板ルートです。
コスパ良く楽しむ早期予約のコツ
2025年の年末年始は、物価高の影響もあり「コスパ」を重視する方が増えています。人気のホテルや旅館はすぐに埋まってしまいますし、直前になると価格も高騰してしまいます。
少しでも安く抑えるコツは、やはり「早期予約」に尽きますが、もし出遅れてしまった場合は、有名な観光地の中心部から車で30分ほど離れたエリアで宿を探してみてください。例えば、那覇市内ではなく北部の村落エリア、白浜温泉の中心ではなく少し南のすさみ町など、少しずらすだけで価格がガクッと下がることがあります。
東京からすぐ行ける八丈島の魅力
最後に、私が個人的にプッシュしたいのが「八丈島」です。実はここ、住所は東京都なんですが、黒潮暖流のど真ん中にあるため、1月の平均気温が14℃前後と驚くほど暖かいんです。
羽田空港から飛行機でたった55分。パスポートもいりませんし、言葉の壁もありません。それでいて、島にはハイビスカスやアロエの花が咲いていて、まるで海外リゾートのような南国情緒が漂っています。「都心で雪予報が出ているのに、八丈島は雨で済んだ」なんてことも珍しくありません。
「移動時間は短く、でも遠くへ行った気分になりたい」という方には、まさに究極の穴場かもしれません。
年末年始に暖かいところへ行く国内旅行のまとめ
ここまで、年末年始を暖かく過ごせる国内のスポットをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
寒さから逃れる旅は、単に体が楽になるだけでなく、年末の疲れを癒やし、明るい気持ちで新年を迎えるための最高のチャージになると思います。沖縄の圧倒的な暖かさを選ぶもよし、九州の温泉でほっこりするもよし、近場の避寒地で春の気配を感じるもよし。
ぜひ、あなたにぴったりの「暖かい場所」を見つけて、素敵な年末年始をお過ごしくださいね。この記事が、そのきっかけになればとても嬉しいです。
