元プロ棋士で、今は株主優待生活の達人としてテレビや雑誌で大活躍の桐谷広人さん。
「優待券を使い切るために自転車で爆走する姿」は、多くの人に強烈な印象を与えていますよね。
しかし、そのユニークな生活の裏で、桐谷広人さんはなぜ、どのようにして「金持ち」になったのでしょうか?
桐谷さんの気になる総資産は一体いくらなのでしょうか。
この記事では、そんな疑問に徹底的に迫ります。
桐谷さんの驚異的な資産形成術、波乱万丈の投資ヒストリー、お金や豊かさに対する独自の哲学を解き明かしていきましょう。
桐谷さんが「金持ち」と言われる本当の理由が、きっと見えてきますよ。
桐谷広人さんが「金持ち」と言われる主な理由

桐谷さんが「金持ち」と称される背景には、いくつかの理由が複雑に絡み合っているんです。
一体どんな理由があるのでしょうか。
プロ棋士から投資家へ!桐谷さんの収入源の変化
まず考えられるのは、桐谷さんが元プロ棋士として安定した収入を得ていたことです。
その収入を土台にして、早い段階から株式投資の世界に足を踏み入れました。
株主優待をフル活用!桐谷さんのユニークな節約術
次に、バブル経済で成功を収めた後のお話です。
リーマンショックでの2億円損失を含む市場の大きな変動を経験しました。
ですが、そこから学びを得て独自の投資スタイルを確立したんです。
結果として数億円規模の資産を築き上げた、投資家としての桐谷さんの側面があります。
資産が増え続ける!?桐谷流「お金を使わない生活」
最後に、株主優待を徹底的に活用する生活術です。
日々の食事では、時には質素な豆腐料理も取り入れています。
衣食住の多くを優待で賄い、現金支出を極限まで抑えているんです。
そうすることで資産の目減りを防ぐどころか、むしろ増やし続けているという特異な生活を送っています。
これらの要素が、桐谷さんならではの「金持ち」像を作り上げているんですね。
理由1:プロ棋士としての収入と投資への第一歩
桐谷広人さんは、1949年に広島県で生まれました。
25歳でプロ棋士になり、七段まで昇段したんですよ。
プロ棋士としてのお給料は、基本給や対局料だけではありません。
指導対局やイベント出演などの副収入もあって、とても安定していました。
このしっかりとした収入基盤が、後の投資活動への大きな支えになったんですね。
株式投資との運命的な出会い
桐谷さんが株式投資と出会ったのは1984年のことです。
東京証券協和会の将棋部で師範を務めていたことが、そのきっかけでした。
初めのうちは「株はギャンブルみたいなもの」と思っていたそうです。
しかし、知人から勧められて購入した株が値上がりした経験をしました。
そこから、「株式投資の面白さに目覚めた」と桐谷さんは語っています。
50代で棋士を引退すると、将棋からのお給料は減ってしまいます。
ですが、これを機に本格的に株式投資へと活動の軸足を移していくことになったのです。
理由2:株式投資での成功と波乱万丈のヒストリー – リーマンショックと2億円損失の教訓
桐谷さんの投資家としての道のりは、決して平坦なものではありませんでした。
山あり谷ありの、まさに波乱万丈な物語があったんです。
バブル経済での大成功と積極的な投資スタイル
桐谷さんが本格的に投資を始めたのは、バブル経済の真っ只中でした。
最初のうちは大きな利益を上げて、一時は金融資産が2億円に達したこともあったそうです。
この頃の桐谷さんの投資スタイルは、主に株価の値上がり益、つまりキャピタルゲインを狙った積極的なものでした。
次々と襲いかかる市場の試練
しかし、その後の株式市場は桐谷さんに厳しい試練を与えます。
2006年のライブドア・ショック。
2007年のサブプライム問題。
そして決定打となった2008年のリーマンショックです。
立て続けに市場の暴落に見舞われてしまいました。
特に信用取引を多く利用していたことが、大きな損失に繋がってしまったんですね。
リーマンショックでは2億数千万円もの損失を出し、一時は2億円損失とも言われるほど資産が大幅に減ってしまったとされています。
桐谷さんにとって、船井電機という一つの銘柄だけで7,000万円から8,000万円もの損失を出した経験は、とても痛い出来事だったようです。
「生きているのが不思議」どん底で見た地獄
当時の苦しい状況について、桐谷さんはこう語っています。
「毎日200万円、300万円といったお金を支払わなければならず、夜も眠れず、食事も喉を通らなかった」。
「糖尿病が悪化して、お医者さんが『生きているのが不思議だ』と驚く状態にまで追い詰められた」。
その精神的、肉体的な苦痛は、私たちの想像を絶するものだったでしょう。
この「死ぬほどの苦しみ」とも言える深刻なトラウマ体験が、桐谷さんの人生を大きく変えることになります。
株主優待との出会いが人生の転機に
大暴落の後、桐谷さんの手元には売るに売れない状態の株がたくさん残っていました。
その保有株の中に、株主優待が付いているものが多くあったのです。
現金が底を突き、まさにその日を生きるのも困難な状況でした。
そんな時、企業から送られてくる優待品が桐谷さんの命綱となったのです。
お米やレトルト食品、時には豆腐のような日々の食料品など、これらの優待品が文字通り桐谷さんを支えました。
この強烈な体験から、桐谷さんは株主優待の素晴らしさに目覚めます。
「いただいた優待で生活しよう」「株価は上がらなくてもいいや」。
そう考えるようになり、心穏やかに過ごせるようになったと述べています。
これを機に、桐谷さんの投資スタイルは大きく変わりました。
従来のキャピタルゲイン狙いの投資スタイルから、株主優待と配当金を重視する現在の投資スタイルへと大きく舵を切ったのです。
この経験は、桐谷さんの後の資産形成において、とても重要なターニングポイントとなったんですね。
理由3:株主優待をフル活用した「お金を使わない生活」 – 自転車とノートが相棒
桐谷さんの現在の「金持ち」ぶりを支える大きな柱。
それは、株主優待を徹底的に活用したユニークな生活術です。
桐谷さんの生活において、愛用の自転車はなくてはならない存在なんですよ。
食事も娯楽も!桐谷さんの優待活用術
食事は、ほぼ全ての費用を株主優待券で賄っているそうです。
時には、豆腐のようなヘルシーな食材も優待品や格安で購入して、食生活を豊かに楽しんでいます。
衣類も、スポーツ用品店や紳士服店の優待で購入しています。
日用品のトイレットペーパーなども、優待で調達しているんですよ。
娯楽も同じです。
年間180本近く映画を鑑賞することもあるという、大の映画好きの一面もお持ちです。
スポーツジムの優待も利用していて、生活のあらゆる場面で株主優待が活用されています。
優待生活の必需品!自転車と優待管理ノート
そして、これらの優待券を使い切るために、桐谷さんは愛用の自転車で街を駆け巡るのです。
この自転車での移動は、交通費の節約になるだけではありません。
健康維持にも繋がっていると言えるでしょう。
桐谷さんは「13の節約習慣」を実践していることでも知られています。
お釣りが出る優待券の併用や、クーポン券の積極的な活用。
外食した時の食べ残しの持ち帰りなど、徹底した節約術を実践しています。
数百社にも及ぶ株主優待券を管理するためには、特別な工夫が必要ですよね。
桐谷さんは、ファンから贈られたという専用の長財布を使用しています。
有効期限があるものとないものを分類。
さらに期限が近いものを財布の手前に入れるなどして、上手に管理しているんです。
それに加えて、どの優待をいつ使うか、どの銘柄をいつ購入したかなどを記録するために、詳細なノートをつけているとも言われています。
このノートへの記録と管理が、無駄なく優待を使い切るための秘訣なんですね。
桐谷さんの計画性の高さがうかがえます。
この徹底した管理と活用術は、まさに「最適化行動」と言えるでしょう。
元プロ棋士としての戦略的な思考が、ここにも活かされているのかもしれませんね。
この優待生活によって、現金の支出を極力抑えることが可能になります。
家賃や公共料金といった現金での支出は、主に株式の配当金でカバーしています。
このサイクルによって元本を目減りさせることなく、むしろ資産を増やし続けているのです。
桐谷流・資産形成の神髄:「株主優待+配当」生活という戦略的投資スタイル
桐谷さんの資産形成術の核心。
それは、「配当と優待を合わせた総合利回り4%以上」という鉄則に基づいた独自の投資スタイルにあります。
桐谷さんの投資戦略には、いくつかのポイントがあるんですよ。
分散投資でリスクを減らす
桐谷さんは、たくさんの銘柄への分散投資を実践しています。
株主優待株だけで800銘柄以上。
合計では約970社(時期によって変動します)の株式を保有しているそうです。
こうすることで、リスクを巧みに低減しているんですね。
長期保有とNISA活用でお得に
基本的に、桐谷さんは株式を長期で保有するスタンスです。
特に、長く保有することで優待内容がグレードアップする銘柄を好んで選んでいます。
NISA(少額投資非課税制度)も積極的に活用していますよ。
特に配当利回りが高い優待銘柄や、先ほどお話しした長期保有メリットのある銘柄を組み入れているようです。
割安な銘柄を見極める桐谷さんの眼
銘柄を選ぶ際には、株価が安い時を狙います。
例えば、年初来の安値を更新した際などを購入タイミングとして心掛けているそうです。
PER(株価収益率)15倍以下、PBR(株価純資産倍率)1倍以下などを割安の目安とすることもあるんですよ。
配当金も重要なチェックポイント
「無配当の会社は潰れる可能性が高い」。
これは、過去のリーマンショックなどの経験から桐谷さんが学んだ教訓です。
そのため、配当金が出ているかどうかも重要なチェックポイントとしています。
「優待で人生を楽しむ」がモットー
桐谷さんのこの投資スタイルは、単に利回りを追求するだけではありません。
生活を豊かにするための手段として投資を捉えています。
「お金を儲けようではなくて、優待で人生を楽しむ姿勢でやることが結果的に儲かる」。
この言葉には、桐谷さんの哲学が色濃く反映されていますね。
この戦略は、インカムゲイン(配当・優待)を最大化します。
そして生活コストを最小化することで、経済的な安定と精神的な満足を両立させるものなんです。
桐谷さんの総資産はいくら?そのポートフォリオとは

みなさんが気になる、桐谷さんの総資産額。
メディアでは数億円規模と報じられています。
リーマンショック前には3億円あった資産が、その後の大暴落で5,000万円まで減少したという厳しい経験もしています。
ですが、その後、独自の投資スタイルで見事に回復しました。
近年では総資産4億円、5億円、あるいは6億円程度といった報道が見られます。
2024年2月時点で、桐谷さんの総資産が5億円に到達したとの具体的な情報もあるんですよ。
これらの資産額は株式市場の状況によって変動します。
しかし、一貫して億単位の総資産を維持していることは確かです。
驚きの保有銘柄数!分散投資の徹底ぶり

桐谷さんのポートフォリオの最大の特徴。
それは、保有している銘柄の数がとても多いことです。
株主優待を提供する企業の株式だけで800銘柄以上。
合計では約970社(時期によって変動します)の株式を保有しているとされています。
過去には400銘柄や600銘柄といった数字も報じられていました。
最新の情報では1,200銘柄超というものも見られるんですよ。
ポートフォリオの中心はもちろん株主優待を提供する企業の株式です。
ですが、配当利回りが高ければ、株主優待がない銘柄も長期で保有する戦略をとっています。
その一例として、MS&ADインシュアランスグループホールディングスの株式を挙げています。
さらに、リート(不動産投資信託)も30銘柄程度保有しています。
株式よりも安全性が高いと考えているようですね。
桐谷さんが注目する具体的な銘柄は?
桐谷さんが注目している具体的な銘柄も気になりますよね。
情報が新しいものを中心にいくつか挙げることができます。
ソフトバンク、芙蓉総合リース、リコーリース、OCHIホールディングス、エディオン、カクヤスグループ、山喜などが推奨されています。
桐谷さんは、企業の業績や配当利回り、優待内容の魅力と実用性。
株価の割安度、長期保有によるメリットなどを総合的に判断して銘柄を選定していることがうかがえます。
年間の優待価値は?驚きの優待生活の実態
年間の優待価値について、桐谷さん自身が具体的な数値を公表した記録は、提供された資料の中では見当たりませんでした。
ですが、「3,000万円の資金を優待株に投資すれば、配当と優待で年間200万円くらいが得られる」と述べています。
「5,000万円ぐらいを優待株に分散投資すれば優待で生活できる」とも発言しているんですよ。
実際の生活では、家賃・光熱費・交通費といった固定費以外は、ほぼ株主優待で賄っています。
その固定費さえも、株式の配当金や不要な優待券を金券ショップで売却した収益でカバーしています。
そのため、実質的な現金支出は極めて少ないとされています。
QUOカードだけで約500万円分、ギフトカードも100万円分ほど保有しているとの具体的な発言も見られます。
桐谷さんの「金持ち」観:資産額だけではない独自の豊かさ
桐谷さんにとっての「金持ち」や「豊かさ」。
それは、単に所有するお金の多寡、つまり総資産の額面だけを指すのではありません。
桐谷さんの考える豊かさについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
「お金はただの数字」桐谷さんの金銭哲学
桐谷さんの総資産は数億円に達すると報じられています。
ですが、その資産を「ただの数字みたいなもの」と表現しています。
贅沢をしたいとは一切考えていないと語っているんですよ。
日々の食事も、豪華なものではありません。
時には豆腐のように質素でも満足できるものを、優待で得て楽しんでいます。
この独特な価値観の背景には、桐谷さんの父親の影響が大きいと考えられます。
桐谷氏の父親は「貧乏であるほど幸せだ」「金持ちはみんな悪人だ」といった言葉を口にしていたそうです。
桐谷さん自身も「お金儲けを考えない人」だった父親の姿が、現在の金銭感覚に繋がっている可能性を示唆しています。
使い切れない優待券を無償で他人に分け与えるといった行動も、そうした背景があるのかもしれませんね。
リーマンショックの経験が価値観を変えた
過去に経験したリーマンショックによる2億円損失。
このような大きな経済的損失は、お金に対する執着を減らすきっかけになったのでしょう。
そして、精神的な安定を求める強い動機となったと考えられます。
その上で父親から受け継いだ価値観が融合しました。
「多くを求めず、今あるもので楽しむ」という現在の哲学が形成されたのではないでしょうか。
桐谷さんのお金を使わない生活スタイル。
それは、単に総資産を増やすためだけではありません。
精神的な安定と幸福感を最大化するための、合理的な選択と言えるかもしれませんね。
優待生活がもたらす心の豊かさと新しい体験
桐谷さんにとっての「豊かさ」とは、所有するお金の多寡よりも大切なものがあります。
それは、株主優待を通じて日々の生活を楽しみ、新しい体験をすることに重きを置いている点です。
優待券を利用して愛用の自転車で外出し、映画を鑑賞する。
様々な食事を楽しむ。
そういったことが、生活に張りを与え、健康維持にも貢献していると考えているのです。
使わない優待券を人にあげることで、人との触れ合いが生まれます。
それが人間関係の豊かさにも繋がると桐谷さんは語っています。
桐谷さんは、投資を始めていなかったらどうなっていただろうかと想像することがあるそうです。
「毎日カップラーメン生活をして、すでに早死にしていたかもしれない」と述べ、投資と株主優待が自身の人生を豊かにしたと認識しています。
資産形成は「自由」のため
資産形成の目的も、贅沢のためではありません。
日々の食事に困らないという安心感。
将棋や映画鑑賞といった自身の好きなことを続けられる自由。
それらを得るための手段として捉えているようです。
「お金を儲けようではなくて、優待で人生を楽しむ姿勢でやることが結果的に儲かる」。
この言葉は、桐谷さんの金銭哲学を象徴していますね。
桐谷さんの生き方は、私たちに大切なことを教えてくれます。
経済的な成功と精神的な幸福が必ずしも比例するものではないこと。
個々人が自身にとっての「豊かさ」の基準を持つことの重要性。
物質主義的な価値観に疑問を抱く人々にとって、多くの示唆を与えています。
メディアでの桐谷さん:その実像と影響力
桐谷広人さんが広く一般に知られるようになった大きなきっかけ。
それは、人気テレビ番組「月曜から夜ふかし」への出演でした。
桐谷さんがテレビで活躍するまでの道のりを見てみましょう。
テレビ出演への道のりと「月曜から夜ふかし」
そこに至るまでには、いくつかの段階がありました。
投資家の深田萌絵さんの紹介で、毎日放送の「カンニング竹山の銭ナール」に出演したのが最初のテレビ出演とされています。
その後、フジテレビ系の「うもれびと」や「笑っていいとも!」への出演を経て、「月曜から夜ふかし」のスタッフから声がかかったのです。
番組で見せる、株主優待券を使い切るために自転車で街を爆走する姿。
日々の生活での奮闘ぶり。
これらは多くの視聴者の心を掴み、人気を博しました。
著書出版や講演活動も精力的に
メディアでの活躍はテレビ出演に留まりません。
桐谷さんは、自身の株主優待生活や投資スタイルに関する著書を多数出版しています。
これらの書籍は、株主優待に興味を持つ人々にとって貴重な情報源となっています。
桐谷さんのライフスタイルや考え方を発信する重要な手段ともなっているんですね。
全国各地で講演活動も積極的に行っています。
自身の投資法やユニークなライフスタイルを直接伝えることで、多くの人々に影響を与えています。
メディアで見せる姿と本当の桐谷さん
メディアでは時にコミカルなキャラクターとして描かれることもある桐谷さん。
ですが、その根底には、長年の投資経験があります。
特にリーマンショックのような危機を乗り越えた経験に裏打ちされた、堅実な投資スタイル。
そして独自の人生観が存在します。
テレビで見せる姿は一面であり、その背後には深い洞察と経験があることを理解する必要がありますね。
近年では、X(旧Twitter)などのSNSも活用しています。
日々の優待生活の様子や投資に関する情報を積極的に発信しており、多くのフォロワーを獲得しています。
桐谷さんが社会に与える影響
桐谷さんのメディアを通じた大衆的な人気。
それは、単に一個人の知名度を上げただけではありません。
株主優待という制度自体の認知度向上や、個人投資家層の拡大にも貢献している可能性があります。
桐谷さんの親しみやすいキャラクター。
一見風変わりながらも魅力的な生活スタイル。
これらは、これまで投資に馴染みのなかった層にも興味を持たせる力があります。
桐谷さんを通じて「株主優待」という言葉やその魅力が広く知られるようになりました。
これが、これまで投資を敬遠していた人々が、比較的少額から始められる株主優待投資に関心を持つきっかけになっているのではないでしょうか。
結論:桐谷さんが「金持ち」と言われる本当の理由 – 総資産だけではない豊かさの追求

桐谷広人さんが「金持ち」と言われるのは、単に多額の総資産を持つからではありません。
桐谷さんの「豊かさ」は、経済的な基盤、独自の価値観、そしてリーマンショックでの2億円損失といった逆境を乗り越えた精神力と継続する力が織りなすものなのです。
経済的基盤と徹底した節約生活
経済的基盤は、長年の株主優待と配当を中心とした独自の投資スタイルで数億円規模の総資産を築いた点にあります。
優待をフル活用した徹底的な節約生活も重要です。
ノートでの優待管理を欠かさず、自転車での移動も厭わない。
そうした生活で資産を維持し、さらに増加させているのです。
独自の価値観と精神的な豊かさ
次に、桐谷さん独自の「豊かさ」の実践です。
桐谷さんは金銭的な多寡のみを追い求めることはありません。
日々の生活の中に楽しみを見出し、健康を維持し、人との繋がりを大切にする価値観を持っています。
株主優待で精神的な満足感と生活の質そのものを高めているんですね。
逆境を乗り越える力と継続する力
そして、逆境を乗り越えた精神力と、それを継続する力も忘れてはいけません。
過去の大きな経済的損失から学び、独自の投資スタイルと生活術を確立した桐谷さんの再起力。
これは多くの人に勇気を与えます。
日々の細やかな優待管理と節約を長年にわたり続ける、その規律正しさが成功を支えているのです。
これらを総合すると、桐谷さんの「金持ち」とは、経済的自立を達成し、自身の価値観で心豊かに生きる「人生の達人」と言えるでしょう。
桐谷さんの生き方は、私たち一人ひとりにとって、お金との付き合い方や「本当の豊かさ」とは何かを再考する貴重なきっかけを与えてくれます。
桐谷流「金持ち」の秘訣とは
桐谷さんが「金持ち」である秘訣。
それは、以下の三つの要素が一体となって機能している点にあると考えられます。
一つ目、「失敗から学び築いた堅実な投資スタイル(優待と配当の組み合わせ)」。
二つ目、「徹底した支出管理(自転車やノートも活用した節約術と優待管理)」。
三つ目、「独自の幸福論(物質的豊かさや総資産額だけでない、日常の喜びを含む非金銭的価値の重視)」。
これらの要素が相互に作用し合うことで、経済的な安定と精神的な満足を両立する、桐谷さんならではの「豊かさ」が実現されているのです。
- 桐谷広人 wikipedia
- 桐谷さん資産4億円目前!優待株+高配当株で勝つ!(ダイヤモンドZAi)
- 桐谷広人さんの「13の節約習慣」(PRESIDENT Online)
- 桐谷さんの株主優待生活(角川書店)/ 桐谷流12の格言