こんにちは。
私は、10年前に子供を一人の人間として見ることができない酷い親から死ぬ覚悟で逃げ、自分らしい幸せな生き方を手に入れました。
ここではそんな親から解放された経験を元に
親から解放されるために大事なこと5つ
- 経済的自立
- 親と物理的に距離を取る
- 親に関連するものの一切を捨てる
- 住民票に閲覧制限をかける
- 親からの攻撃で緊急性がある場合の対応
これらについて解説しています。
※世の中には色んな親がいるので、この記事の方法を試したからといって、確実に親からの脱出が成功するという保証は持てませんが、何か一つでもヒントになれば嬉しいです。
親と離れてもっと穏やかに!楽しく!!人間らしく!!!生きていきたい方がやるべきことをまとめました。
親から逃げるための経済的自立
親の苦しみから逃れるために、まずは経済的に自立することが重要です。
最重要といっても良いくらいですね。
お金は何をするにしても大切ですね、結局。
お金があるという安心感って本当に大事。
親から逃れるために経済的自立が重要な理由
経済的自立は必須
- 親から逃げる時に引越し資金が必要
- 一人暮らしをする時の契約金&家賃が必要
- 住所がバレた時などに違う場所へ引越すための蓄えが必要
- とりあえず自分一人で生きていく為の多少の蓄えが必要
- 万が一のこと(事故・病気)などにもサッと対応できるように多少の資金が必要
実際に親から逃げた経験から感じたのは、「やっぱりお金ってたくさんあればあるだけ良いな…」ということです。
家賃&光熱費&生活費&奨学金返済(毎月毎月高すぎる…)など、日々なにかとお金がかかる!
親と離れてスッキリしたものの、いつも金欠でした(笑)
ずっと残りのお金の計算してました(笑)
今となっては、それも良い経験だったと思いますが。
親から逃げる為には、毎月安定した収入が確保できる仕事を持つことが大切です!
まずは経済的に自立し、親から離れましょう!
親から物理的に離れないと、自分自身を癒してあげる事もできません。
親に働いたお金を取られる!そんな場合は正面衝突で戦おう!
親には守銭奴のようなタイプも存在しますよね。
子供が一生懸命働き稼いだお金を徴収する親もいて、そんなタイプを親に持つ毒親育ちさんはますますキツい生活を強いられます。
もし親がそんな金銭的にも搾取するタイプである場合、実家から逃げる事が難しくなってしまいます。
でも、親が金銭的搾取系の毒親だと気付けた時点でラッキーかもしれません。
今こそ戦うチャンスです!
まずは一度、勇気を出して親と話し合ってみてください。

あなたにお金を取られる理由はない!
これからは一切お金を渡しません!!
「私のお金を取らないで」という子供の要求に向き合おうとしない場合は、「法的措置も考えている」と言うなど、こちらもタダでは済まさないよ!!とガツン!と言うべきです。
いつまでもなぁなぁにして、親にお金を渡してはいけません。
毎月の給料を親に渡している人も、もう一切渡す事を辞めてほしいです。
- 金銭を要求してくる親を切り離す勇気が大事。
- 毒親育ちさんは今まで散々我慢してきたはずです。これからは自分の人生を最優先してOK。
- 親に対する心配な気持ちなど、とりあえず捨てましょう。
金銭執着型の親の対処に困ったらADRの利用も検討するべき
お金の無心が酷い親の対処に困っている毒親育ちさんは、ADRの利用を検討しても良いでしょう。
ADRとは?
- Alternative Dispute Resolutionを略したもの
- 民間で運営する裁判所
- 解決策を提案してもらえる
- 親族間など、身近な人物とのトラブル解決に利用できる
- わざわざ裁判を開いて問題を大きくしたくない!費用もかけたくない!という方にオススメ
とにかく親と距離をおこう
親との問題で悩んでいるなら親と物理的に距離を置いてしまいましょう。
上記の項目の「経済的に自立する」ことができたら、次は毒親の元から離れ、一人暮らしを始めてみませんか。
一人暮らしは最高
初めて一人暮らしをする時、色々と不安な気持ちが襲ってくるかもしれません。
私も最初は楽しみな反面、不安もたくさん感じてました。
- 親に住所がバレて実家に連れ戻されるのではないか…
- お金のやりくり出来るかな…
- トラブルが起こったら一人で対処できるかな…
こんな不安を抱えていましたが、いざ一人暮らしが始まると、それはそれはもう快適すぎる…!!毒親がいない世界ってこんなに平和で明るい世界なんだ…!!と驚いたことを覚えています。
なお、家具や家電を購入するなら新しい住所に届くように設定し、自分の身とボストンバッグ一つ程度の荷物で実家を出ていくのがベストです。(夜中でもこそっと出ていける…)
親に一人暮らし計画を潰されないためにできること
- 家具や家電を購入するなら新しい家に届くように設定
- 自分の体とボストンバッグ一つ程度の荷物で実家を出ることがベスト(身軽な方が良い)
- 過保護過干渉型の親なら置手紙をした方が良い場合も(捜索願いを出されると面倒な事になるため)
親と距離の離れた遠い場所に住む
なるべく親が住む場所から遠く離れた場所に住むことを強くオススメします。
- 近距離に住んでしまうと、道端・お店・最寄駅で出くわす可能性が高くなるので危険
- 可能であれば、親が新幹線や飛行機でしか辿り着けない場所にする
親から逃げる為の引越
一人暮らしを決意しても、引越作業の段階で親に邪魔されることが考えられます。
基本的には自分の身一つでこそっと実家を後にするのが一番良い方法だと思います。
親に引越を邪魔されないようにする対策3つ
- 必要最低限な物しか持っていかない(家具家電を購入したら新しい住所に届けてもらう)
- 引越し業者に頼まない(信頼できる友人がいるなら親がいない時に作業を手伝ってもらうのも◎)
- 家具家電つきの賃貸に引越す(レオパレスなど)
私は親が家にいないであろう曜日・時間帯を狙って引越業者と契約し、本当にこっそ~りと実家をでました。
業者さんには最低限の家具だけを運んでもらい、家電は新しい物を購入。
新居に届けてもらいました。
後はこれさえあれば仕事には行けるだろうといった最低限の物(リュックの中に身分証&お財布・通帳・印鑑&着替え&メイク道具のみ)しか持っていきませんでした。
毒実家からの脱出ゲームをしてる感覚になって少し面白かったです。



夜逃げしてる気分でした(笑)
親が知っているものをできるかぎり排除
毒親って執着型のストーカー気質な人が多い気がします。
普通の家庭で育った方からは想像できないかもしれませんが、毒親は子供を繋ぎとめておくために、平気で子供の職場にのり込んできたり、子供の友人を利用したりするんですよ。
おかしな部分で知恵や能力を発揮するんですよね。
毒親は普通の感覚の人からすると考えられないような部分で尋常ではないエネルギーを発揮します
親から本気で逃げるためには、親が自分に関して知っているものを排除していくことが大切です。
それがたとえ大切なものであったとしても。
親から逃げるために職場を変える
親に仕事先を知られている場合は要注意です。
- 職場に連絡してくる
- 職場に直接のり込んでくる
- 職場から尾行されて引越先の家がバレる
これらの事が考えられます。
親から逃げるタイミングで転職するなど、思い切って職場も変えてしまうのが理想的ですね。
もし職場を変えることができたら、新しい職場の詳細については前の職場の人間に話さない方が良いです。念のため。
親がどこで子供の情報を仕入れるか分からないですから。
親から逃げる時は徹底的に!
親が把握している交友関係をリセット
交友関係をリセットなんて冷たいですよね。
残酷だな…と思います。
でも、もうそこまでしないと逃げられないんですよ…。どこまでも追いつめてくる毒母…。
親が交友関係にまで干渉してくるタイプの場合は、子供にとって誰が友人知人なのか把握している場合もあります。
親から逃げることに成功しても、友人知人を通して親に自分の居場所などの情報が伝わってしまうと元も子もありません。
そのため親から逃げるタイミングで交友関係をリセット、もしくは一度、距離を置くことをオススメします。
車・バイク・自転車を別の物に変えるor処分する
車・バイク・自転車などを所有しており、親にも所有する乗り物を知られている場合、できれば他の物に変えた方が安心です。
所有する乗り物で親に居場所がバレるパターン3つ
- 街中で車・バイクを駐車している時や自転車を駐輪している時に、その近くを親が通ったら居場所がバレる
- 車・バイク・自転車で道路を走行中に親とすれ違っら居場所がバレる
- 所有している乗り物を家の駐車場・駐輪場に置いている時にその横を親が通ったら居場所が見つかる!
子供が所有する乗り物を発見した町=現在の子供の生活拠点なのか、と推測するはずです。
そこから住所バレにつながる恐れがあるので気をつけましょう。
こんな事が起きないためにもできるだけ遠くに引越したいものですね。
住民票に閲覧制限をかける
親から本気で逃げないともう精神が持たない!と危機がせまっている人にオススメしたい方法が住民票の閲覧制限(住民票ブロック)。
私もこの制度を利用させてもらっており、自分と家族の身を守る為に本当に助かっています。
この住民票ブロックについては、下記の記事で詳しく解説しています。
親からの攻撃で危機が迫っている方は早めに役所に相談を
これまで話してきた
- 経済的自立
- 親と物理的に距離を置く
- 親が把握している友人関係をリセット
- 住民票の閲覧制限の支援を受ける
これらの方法がどうしても取れない!でももう限界!という方はまずは役所へ連絡しましょう!
お住まいの市区町村の役所へ連絡
各市区町村の役所が相談内容を聞いて相談所を紹介してくれるので、そちらに出向いて話を聞いてもらいましょう。
- 役所内に併設された相談所
- 男女参画共同センター
家庭問題の相談に乗ってもらえる施設を紹介してもらい、専門家から適切なアドバイスをもらってください。
経済的な自立支援・家庭内問題など…生活の困り事の相談について、専門のカウンセラー・相談員が話を聞いてくれますよ。
私は親の事で限界を感じ、役所に相談に行った事で人生が好転しました。
親から逃げるためにシェルターに入る選択もあり
親からの攻撃で本当に身の危険がせまっている方は保護してくれる施設に逃げ込むという手段もあると覚えておいてほしいです。
- シェルター
- 婦人相談所
- 婦人保護施設
男女共同参画局のHP内に上記の施設の一覧が掲載されています。↓
シェルターとは
- シェルターはDVの被害に遭われた方が避難し、生活拠点にする場所
- 公的シェルターと民間シェルターがある
- シェルターに入所されている方の安全を守るため、場所の詳細は明かされない
シェルターにも様々なタイプがあり、避難してこられた方の就労支援・精神面や経済面での自立を支える取り組みに力を入れている団体も多くなってきているそうです。
(施設によっては、規則が厳しい…といった意見も出ているそうですが)
ただ、親の元で永遠に追いつめられた状態でいるくらいなら、身の安全が守れるシェルターに一時的に避難した方が、精神衛生的にも良さそうです。
まずは役所に出向き(もしくは電話で相談)、親の相談を始めましょう。
そして「親から逃げるために一時的にシェルターで生活したい」と伝えましょう。
親から離れる決意と行動あるのみ!
親から逃げて自分の人生を取り戻す基本事項を説明しました。
親から逃げるために行うこと
- 経済的自立(安定した収入を得る)
- 親から離れて一人暮らしを始める
- 親が把握している交友関係をリセットする
- 住民票に閲覧制限をかける
- 緊急性がある場合は保護施設に入るために役所へ相談



親に人生そのものを搾取されすぎて行動する気力もない…
昔の私のように、親への対応に疲れ切って行動する気もおきないかもしれません。
でも、できるかぎり親から逃げてほしいのです。
最後の力を振り絞って…。
だって親は一生変わらないですのですから。
こちらが行動するしかないのです。
必ず行動して良かったと思える日がきます。
私はあなたの味方です。心から応援しています。