映画『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役で世界中を魅了した女優、エマ・ワトソンさん。
「最近スクリーンで見かけないけど、今何をしているの?」と、その現在が気になっている方も多いのではないでしょうか。
実は2019年を最後に女優業を少しお休みしていますが、決して活動が止まっているわけではありません。
現在のエマ・ワトソンさんは、社会活動家、大学院生、そして起業家という、驚くほど多彩な顔を持っています。
この記事では、女優休業の理由から、気になる結婚の噂、弟さんと立ち上げたジン事業、プラダとの関係、そしてフェミニストとしての活動まで、年齢を重ねてさらに輝くエマ・ワトソンさんの「現在」を分かりやすくご紹介します。
女優業休止の真相―「檻の中にいるようだった」と語った想い
多くのファンが心配している女優業のお休みですが、そこにはエマ・ワトソンさんの強い意志が隠されていました。 ご自身の言葉で、その正直な気持ちを語ってくれています。
自分の言葉で語れる作品へのこだわり
エマ・ワトソンさんはインタビューで、女優業を休止している理由を

あまり幸せではなかった。
檻の中にいるように感じた。
と率直に明かしました。
これは、ご自身が製作に深く関わっていない作品の「顔」として、宣伝活動をすることへの大きな葛藤があったからのようです。
これからは、作品に対してご自身がしっかりとコントロールと責任を持てることを、強く望むようになりました。
この「自分らしさ」とクリエイティブな部分への主体的な関わりこそが、スクリーンから少し離れることを選んだ大きな理由なのです。
しかし、これは引退を意味するものではありません。



ええ、絶対に!(女優業に復帰する!)
と力強く答えています。
いつかファンの前に、より主体的に作品に関わった新しい姿で戻ってきてくれることでしょう。
実際に2022年には、ファッションブランド「プラダ」の広告キャンペーンで監督デビューを果たしました。
物語を創る側への新しい挑戦も、すでに始まっています。
新たな挑戦:起業家、そしてオックスフォードの大学院生へ


女優業をお休みする一方で、エマ・ワトソンさんは新しい分野で才能を輝かせています。
その活動は、ビジネスから学問まで、とても幅広いものです。
家族の伝統を受け継ぐジンブランド「Renais」を設立
エマ・ワトソンさんの新しい挑戦の一つが、実業家としての活動です。
2023年、弟のアレックスさんと一緒に、クラフトジンブランド「Renais(ルネス)」を立ち上げました。
この事業は、フランスのシャブリ地方でワイナリーを営むお父さんの伝統を受け継ぐ、とても素敵なプロジェクトです。
ワインを造る時に廃棄されてしまうブドウを再利用するなど、エマ・ワトソンさんが長く訴えてきたサステナビリティへの強い思いが込められています。
家族の物語とご自身の価値観が深く結びついた、まさにエマ・ワトソンさんらしい事業と言えますね。
名門オックスフォード大学院でクリエイティブを学ぶ
実業家としての一面を見せるエマ・ワトソンさんですが、なんと再び学生としての道も歩み始めています。
2023年、イギリスの名門オックスフォード大学の大学院に入学し、クリエイティブ・ライティングの修士号取得を目指しているのです。



これは大学の卒業式の様子ですね。めちゃくちゃ綺麗です…!
この学びは、ロックダウン中にご自身で創作活動を始めたことがきっかけだと言われています。
物語を自ら創造する技術を学ぶという選択は、女優業で感じていた葛藤とも深く繋がっているのかもしれません。
パートタイムで学業と他の活動を両立させる姿から、エマ・ワトソンさんの知的な好奇心と向上心の強さが伝わってきます。
プライベートと信念:結婚の噂、年齢、そしてフェミニストとして


華々しいキャリアを築くエマ・ワトソンさんですが、そのプライベートや信念にも注目が集まっています。
30代を迎えた現在。気になる結婚の噂は?
1990年4月15日、フランスのパリで生まれたエマ・ワトソンさん。
現在の年齢は30代半ばを迎え、ますます大人の女性として魅力を増しています。
そのミステリアスな私生活から、結婚に関する噂が流れることも少なくありません。
しかし、現在公に結婚しているという事実はないようです。
エマ・ワトソンさんはご自身のプライバシーをとても大切にしています。
プライベートな関係を公にすることは稀ですが、その自立した生き方そのものが、多くの人々に良い影響を与えています。
信念を貫く「フェミニスト」としての活動
ミステリアスな私生活の一方で、エマ・ワトソンさんはご自身の信念を明確に発信し続けています。
その生き方を語る上で絶対に欠かせないのが、フェミニストとしての揺るぎない活動です。
2014年にUN Women親善大使に就任して以来、ジェンダー平等のために声を上げ続けています。
特に、男性にも平等を呼びかける「HeForShe」キャンペーンで行ったスピーチは、世界中に大きな感動を与えました。
近年では、トランスジェンダーの権利を明確に支持するなど、常に社会的に弱い立場にある人々の側に立つ姿勢を崩していません。
エマ・ワトソンさんの知的で誠実なアプローチは、「エマ・ワトソン効果」という言葉まで生み出しました。
フェミニストという言葉を、若い世代にとって、より身近でポジティブなものにしたのです。
自分らしく進化し続けるエマ・ワトソンの「現在」
出身地であるフランスの風を感じさせる洗練された感性と、イギリスで育まれた知性をあわせ持つエマ・ワトソンさん。
現在のエマ・ワトソンさんは、女優という枠だけでは収まりきりません。
社会活動、ビジネス、学問と、様々な分野で自分自身の「声」を表現しようとする、力強い意志に満ちあふれています。
- ジンブランドの立ち上げ:サステナビリティへの貢献
- 大学院生としての学び:クリエイティブな表現の探求
- フェミニストとしての活動:よりより良い社会への強い願い
これらすべてが、自分らしさを追い求めるエマ・ワトソンさんの生き方そのものなのです。
スクリーンへの復帰を心待ちにしながら、今は多方面で進化し続けるエマ・ワトソンさんの挑戦から目が離せませんね。