こんにちは。静かな世界、運営者のサマーです。
冬のヨーロッパといえば、やっぱりクリスマスマーケットですよね。私もいつか本場ドイツのキラキラした雰囲気に包まれてみたいとずっと思っていました。「クリスマスマーケット ドイツのおすすめ」と調べてみると、素敵な都市がたくさん出てきて、どこに行こうか迷ってしまいます。
ドレスデンやニュルンベルク、シュトゥットガルトといった都市ごとの特徴はもちろん、現地の食べ物やお土産、2025年の開催期間がいつまでなのか、服装や予算、子連れでも楽しめるのか、スリなどの注意点はあるのか…など、知りたいことがたくさんあると思います。この記事では、ドイツのクリスマスマーケットの基本的な情報から、具体的な行き方やツアーの情報まで、旅の計画に役立つ情報を私の視点でまとめてみました。
- ドイツの有名なクリスマスマーケットの特徴
- マーケットで楽しみたいグルメとお土産
- 2025年の開催期間や服装などの準備
- 現地の注意点や便利なツアー情報
初心者必見!クリスマスマーケット ドイツのおすすめ都市
ドイツには2,500以上ものマーケットがあると言われていますが、まずは定番の都市をおさえておきたいですよね 。ここでは特に有名で、個性の違う「三大クリスマスマーケット」を中心に、現地の楽しみ方を紹介します。
ドイツ三大クリスマスマーケットとは?
ドイツに数あるマーケットの中でも、特に歴史が古く、規模や知名度が高いのが、ドレスデン、ニュルンベルク、シュトゥットガルトの3都市です 。
これらは「ドイツ三大クリスマスマーケット」と呼ばれています 。
- ドレスデン:「最古」とされる歴史を持つ 。
- ニュルンベルク:「世界一有名」と評される伝統 。
- シュトゥットガルト:「世界最大」とも言われる規模 。
それぞれにまったく違う魅力があるので、好みや目的に合わせて選ぶのがおすすめです。もちろん、都市間を移動して全部訪れるのも夢がありますね。
ドレスデン:最古の歴史とシュトレン
ドレスデンの「シュトリーツェルマルクト」は、1434年から続く「ドイツ最古」のクリスマスマーケットのひとつとして知られています 。
「シュトリーツェル」というのは、この地で生まれたクリスマスのお菓子「シュトレン」の昔の呼び名なんですって 。まさに、シュトレン発祥の地ならではのマーケットですね 。
ドレスデンの見どころ
- 巨大なクリスマスピラミッド:高さ14メートルにもなる木製のピラミッドは圧巻です 。
- エルツ山地の木工芸品:マーケットには、近郊のエルツ山地で作られた「くるみ割り人形」や「煙出し人形」など、精巧な木のおもちゃがたくさん並びます 。
- シュトレンフェスト:毎年アドベントの第2土曜日には、巨大なシュトレンが街をパレードするお祭りも開催されるそうです 。
バロック様式の美しい街並みが背景となり、とてもロマンチックな雰囲気を味わえるのが魅力かなと思います 。
ニュルンベルク:世界一有名で荘厳

「世界一有名」と評されるのが、ニュルンベルクの「クリストキントレスマルクト」です 。中世の面影が色濃く残る旧市街の広場で開催され、毎年世界中から多くの人が訪れます 。
ここの最大の特徴は、屋台の屋根が赤と白のストライプ柄で統一されていること 。これはニュルンベルク市の紋章の色にちなんでいるそうで、広場全体がまるでお祭りのように華やかです 。
また、マーケットの象徴である「クリストキント」(クリスマスの天使)も有名ですね 。地元の若い女性から選ばれるそうで 、彼女が開会宣言を行うオープニングセレモニーは必見です 。
ニュルンベルクを訪れたら、指のように小さい名物の「ニュルンベルガーソーセージ」や、スパイスが効いた焼き菓子「レープクーヘン」もぜひ味わってみてください 。
メリーゴーランドなどが楽しめる「子供クリスマス市」や、キリスト生誕のジオラマ「クリッペ」の通りもあり、家族でも楽しめそうです 。
シュトゥットガルト:世界最大級の輝き

「世界最大」との呼び声も高いのが、シュトゥットガルトのマーケットです 。300年以上の歴史があり 、屋台の数はなんと300近くにもなるそうです 。
ここの一番の見どころは、屋台の屋根の豪華なデコレーションです。毎年「最も美しい屋台」を決めるコンテストが開催されるため 、各屋台が競い合って趣向を凝らした飾り付けをしていて、見ごたえ抜群です 。
マーケットは複数の広場にまたがっていて、それぞれテーマが異なるのも楽しいポイントです。
- シュロス広場:スケートリンクやミニ観覧車、ミニ機関車などがある「子供たちの遊び場」になっています 。
- カールス広場:珍しい「フィンランド・クリスマス村」があり、直火焼きサーモンなどが楽しめます 。アンティーク市も併設されています 。
- マルクト広場:市庁舎の窓が巨大なアドベントカレンダーに変身します 。
名物の「マウルタッシェン」(ドイツ風ラビオリ)のスープで温まるのもおすすめです 。
現地の食べ物と人気のお土産ガイド
クリスマスマーケットの醍醐味といえば、やっぱりグルメとお土産探しですよね。私が気になっている定番のものをまとめてみました。
マーケットの定番グルメ

- グリューワイン (Glühwein):赤ワインにスパイスや柑橘類を加えて温めたホットワイン。これぞ冬の風物詩です。アルコールが苦手な人や子供向けには「キンダープンシュ」というノンアルコールのホットジュースもあります 。
- 焼きソーセージ (Wurst):ドイツといえばこれですね。炭火で焼かれた香ばしいソーセージは、パンに挟んで食べるのが定番です 。
- レープクーヘン (Lebkuchen):スパイスやナッツを使ったジンジャーブレッドのような焼き菓子 。ハート型でメッセージが書かれたものは飾りとしても人気です 。
- シュトレン (Stollen):ドライフルーツやナッツがぎっしり詰まったクリスマス菓子 。ドレスデンが有名ですが、各地で見かけます。
- 焼きアーモンド (Gebrannte Mandeln):砂糖で甘くコーティングされたアーモンド。香ばしい匂いがたまりません 。
持ち帰りたい人気のお土産

- グリューワイン・マグ:グリューワインを頼むと、都市やマーケットごとにデザインされたマグカップに入れてくれます。代金にはデポジット(Pfand)が含まれていて、カップを返せばお金が戻ってきますが、そのまま記念に持ち帰るのが定番のお土産です 。
- 木工芸品・オーナメント:エルツ山地発祥の「くるみ割り人形」 や煙出し人形 、ガラス製の美しいオーナメントなど、ツリーに飾りたい雑貨がたくさんあります 。
- アドベントカレンダー:12月1日から毎日ひとつずつ窓を開けていくカレンダー。マーケットでは凝ったデザインのものが見つかります 。
旅の準備とクリスマスマーケット ドイツのおすすめ情報
憧れのドイツ・クリスマスマーケットですが、いざ行くとなると準備が大切ですよね。特に開催期間や冬の寒さ対策、現地の習慣など、知っておきたい情報をまとめます。
2025年の開催期間はいつまで?
ドイツのクリスマスマーケットは、一般的に11月下旬のアドベント(待降節)の開始とともに始まり、クリスマスイブ(12月24日)の午後までで終わる場所がほとんどです 。
クリスマス当日(25日)や26日はお休みになるマーケットが多いので、旅行の日程には注意が必要ですね。ベルリンなど一部の都市では、年末年始まで開催しているマーケットもあります 。
2025年の主なマーケット開催期間(目安)
| 都市 | マーケット名(例) | 2025年開催期間(予定) |
|---|---|---|
| ドレスデン | シュトリーツェルマルクト | 11月26日~12月24日 |
| ニュルンベルク | クリストキントレスマルクト | 11月28日~12月24日 |
| シュトゥットガルト | シュトゥットガルター・ヴァイナハツマルクト | 11月26日~12月23日 |
| フランクフルト | レーマー広場など | 11月24日~12月22日 |
| ミュンヘン | マリエン広場など | 11月24日~12月24日 |
| ケルン | 大聖堂前など | 11月17日~12月23日 |
| ベルリン | ジャンダルメンマルクトなど | 11月24日~12月31日頃(場所による) |
| ローテンブルク | ライターレスマルクト | 11月21日~12月23日 |
※上記は2025年の予定情報です。日程や時間は変更になる可能性があるため、必ず訪問前に各マーケットの公式サイトで最新の情報をご確認ください。
失敗しない服装と気温対策

ドイツの11月・12月は、本格的な冬です。平均気温は0℃~5℃前後で 、夜間は氷点下になることも珍しくありません 。
クリスマスマーケットは基本的に屋外なので、防寒対策は本当に重要です 。日本の東北や北海道の冬をイメージして準備するのが良さそうですね 。
服装と持ち物のポイント
- アウター:厚手のダウンジャケットや防寒・防水性の高いコートは必須です 。
- 小物:帽子、マフラー、手袋は絶対に忘れないようにしましょう 。特に耳が隠れる帽子があると、寒さが全然違うみたいです 。
- 足元:石畳の地面から底冷えするので、厚手の靴下と防水性のある暖かいブーツがおすすめです 。
- 重ね着:レストランやお店の中は暖房が効いていて暖かいので、脱ぎ着して調整できる服装が便利です 。
- カイロ:屋外に長時間いることになるので、使い捨てカイロも持っていくと重宝すると思います 。
支払いやスリなど注意点まとめ
楽しく過ごすために、お金や安全面での注意点もチェックしておきましょう。
支払いは現金が基本
ヨーロッパはカード社会というイメージがありますが、クリスマスマーケットの屋台(特にグリューワインやソーセージなどの飲食系)では、クレジットカードが使えないことがほとんどだそうです 。
雑貨などのお店では使える場合もあるようですが 、基本は現金払いと考え、十分な現金(特に5ユーロや10ユーロなどの小額紙幣)を用意しておくのが必須ですね 。
スリ・盗難対策
マーケットは多くの人で混雑するため、残念ながらスリや置き引きの被害も発生しやすい場所です 。
- 貴重品(現金やパスポート)はコートの内ポケットなど、体の死角にならない安全な場所に入れる 。
- リュックは避け、カバンは体の前で持つか、コートの下に斜め掛けする 。
- 飲食中や買い物中にカバンを置いたままにしない 。
特に混雑する週末や夜の時間帯は、いつも以上に警戒心を持つことが大切です 。
混雑を避けるなら
週末や夜間は大変混み合うので、もし可能であれば平日の日中に訪れると、比較的ゆっくり見て回れるようです 。
子連れでも楽しめる?アトラクション
「子供と一緒でも楽しめるかな?」と心配な方もいるかもしれませんが、多くのマーケットには子連れで楽しめるアトラクションが用意されています。
例えば、シュトゥットガルトのシュロス広場にはスケートリンクやミニ観覧車、ミニ機関車がありますし 、ニュルンベルクにはメリーゴーランドなどが集まる「子供クリスマス市」があります 。ベルリンの赤の市庁舎前マーケットにも、大きな観覧車やスケートリンクが登場するようです 。
こうした移動遊園地のアトラクション や、お菓子作りなどの体験 もあるので、家族みんなで楽しめそうですね。飲み物も、ノンアルコールの「キンダープンシュ」を選べば、お子さんと一緒に乾杯できます 。
行き方解説、便利なツアー情報も
主要都市へのアクセス
日本からは、フランクフルトやミュンヘンといった主要都市の空港が玄関口になります 。そこからドイツの高速鉄道「ICE」を利用すれば、各都市へ快適に移動できます 。
主要都市間の所要時間(ICE目安)
- フランクフルト → ケルン:約1時間
- フランクフルト → シュトゥットガルト:約1時間30分
- フランクフルト → ニュルンベルク:約2時間
- フランクフルト → ミュンヘン:約3時間半
- ミュンヘン → ニュルンベルク:約1時間
各マーケット会場は、それぞれの都市の中央駅からSバーン(都市鉄道)やUバーン(地下鉄)、または徒歩でアクセスできる場所がほとんどです 。
現地ツアーの活用
個人での移動が不安な場合や、効率よく複数のマーケットを巡りたい場合は、現地発のバスツアーを利用するのも賢い選択だと思います。
特に、ミュンヘンやフランクフルト発で、ニュルンベルクとローテンブルクを1日で巡る日帰りツアーなどは人気が高いようです 。日本語アシスタントが付くツアーもあるので 、安心して楽しみたい方にはぴったりですね。
※各種ツアーや交通機関の情報、料金は変更される場合があります。最新の情報は、各交通機関やツアー会社の公式サイトでご確認ください。
まとめ:クリスマスマーケット ドイツのおすすめを満喫
ここまで、ドイツのクリスマスマーケットのおすすめ情報について、都市ごとの特徴や楽しみ方、準備のポイントを見てきました。
歴史ある街並みがイルミネーションで輝き、グリューワインの甘い香りに包まれる…。本場ドイツのクリスマスマーケットは、想像するだけでワクワクしますね。
どの都市にもそれぞれの魅力があって迷ってしまいますが、しっかり防寒対策とスリ対策をして、ぜひ忘れられない素敵な旅にしたいものです。この記事が、あなたのドイツでのクリスマスマーケット情報探しのお役に立てたら嬉しいです。
