「インディアンス」が、結成15年目にして突然「ちょんまげラーメン」に改名しました。
改名の理由は、人気番組『水曜日のダウンタウン』のどっきり企画です。
この変化がM-1決勝、そして優勝にどう繋がるか注目です。
改名の理由と裏側:「水ダウ」どっきりから生まれた新たなコンビ名
「ちょんまげラーメン」への改名は、単なる思いつきだけではありませんでした。
吉本興業による戦略的決定でもないのです。
その発端は、TBSの人気バラエティー番組『水曜日のダウンタウン』(通称:水ダウ)の企画でした。
水ダウは、そのユニークで時に大胆、そして予測不能な「どっきり」企画で知られています。
今回の改名も、まさにそのどっきり企画がきっかけとなりました。
「水ダウ」ドッキリの詳細と背景
水ダウのどっきり企画では、近年、文化的な配慮から「インディアン」という名称が「ネイティブアメリカン」へと置き換えられる傾向にあることを踏まえ、インディアンスに対し、ある設定が用意されました。
それらしい「ネイティブアメリカン系の団体」を名乗る者からコンビ名の変更を求められるという設定です。
実際に、MLBのクリーブランド・インディアンスが「ガーディアンズ」に改名した事例があります。
どっきりという形式でありながら、その根底には社会的な議論が潜んでいます。
インディアンスの二人に現実的な決断を迫る機会を与えました。
なぜ「インディアンス」は改名を選んだのでしょうか
当初はどっきり企画でしたが、田渕章裕さんはこれを改名の好機と捉え、

じゃあ、変えてしまおう!
と決断されました。
インディアンスのお二人は、どっきりが明かされた後も改名を決意。
約100個!もの候補の中から真剣に新しいコンビ名を検討しました。
このどっきり企画が、単なるネタではなく、インディアンスのキャリアにおける重要な転換点となったのです。
M-1ラストイヤーに込める思い
インディアンスが改名発表の翌日に『ラヴィット!』に生出演されました。


インディアンスは、M-1グランプリ2019、2020、2021と3年連続でM-1決勝に進出する実績をお持ちです。
しかしここ3年はファイナリストを逃していました。
結成15年目を迎えM-1グランプリのラストイヤーとなるインディアンスにとって、「何かを変えたい」という強い思いがあったことは想像に難くありません。
今回の「ちょんまげラーメン」への改名が、念願のM-1決勝優勝への新たな布石となる可能性も秘めているでしょう。
「ちょんまげラーメン」誕生の経緯とメンバーそれぞれの本音
水ダウでのどっきり企画をきっかけに、インディアンスのお二人は真剣に改名へと向き合われました。
約100個もの候補の中から最終的に選ばれたのが、一度聞いたら忘れられないインパクト抜群の「ちょんまげラーメン」でした。
このユニークな名前には、メンバーそれぞれの率直な想いと、お笑いへの揺るぎない情熱が込められています。
田渕さんが語る新コンビ名への思い
ボケ担当の田渕章裕さんは、新コンビ名「ちょんまげラーメン」について



全く意味は分かりませんが、とても気に入ってます!
と語られました。
意味不明さを逆手に取ったこの前向きな姿勢は、新しいものを面白がる田渕さんの感性を示しています。
田渕さんはファンに「ちょんまげ、ちょんラー」など様々な愛称を提案し、コンビ名を共に育てようとするオープンな姿勢を見せています。
ラーメンにちなんだギャグ「替え玉2玉まで無料!」も披露し、ファンとの一体感を深めていらっしゃいます。
きむさんの正直な心情とファンへのメッセージ
一方、ツッコミ担当のきむさんは、改名発表直後の率直な気持ちを吐露されています。
きむさんは



ちょんまげラーメンて! ダサすぎる!!!
と、そのダサさを認められました。 しかし、



初めにたぶっちゃんが言ってくれた時に2人で爆笑したので、その感性を信じてこれにしました。
と、最終的には二人で爆笑したという感覚を信じて決断されたことを明かしています。
このコメントは、コンビの根底にある信頼関係を物語っています。
理論ではなく「面白い」という感覚を最優先する、共に笑いを追求するお二人の姿勢が、この大胆な改名を後押ししたのです。



急に変わって戸惑いを感じる方もいらっしゃると思いますが、僕も戸惑ってるので共に慣れていきましょう!!!
と、きむさんはファンに寄り添うメッセージを送られました。
ちなみに、改名候補の中には「竜宮JOKER」という名前も挙がっており、きむさんはそちらを気に入っていたこと、そして「ペニ」という候補にはさすがに抵抗があったことも明かしています。
新章の幕開け!「ちょんまげラーメン」初の単独ライブ詳細とチケット販売情報
「ちょんまげラーメン」という 新コンビ名での活動開始を記念し、早くも初の単独ライブ開催が決定しています。
記念すべき新コンビ名での初ライブ開催
初の単独ライブは、2025年8月16日(土)に新宿のルミネtheよしもとで開催されます。
タイトルは「心を込めて準備中」と名付けられました。
このライブでは、新コンビ名にちなんだラーメンをテーマにした新ネタが多数披露される予定です。
田渕さんからは「バリカタきくらげトッピング」という具体的なネタ名も飛び出しました。
きむさんも「オモシロ海苔をたくさん用意」すると語っており、新コンビ名を最大限に活かした爆笑のステージが期待されます。
ファンは、インディアンスがこのユニークな名前をどのようにネタに昇華させるのか、そしてM-1決勝を見据えた新たな漫才スタイルを披露するのか、大きな期待を寄せています。
会場限定ライブの狙いとは
この単独ライブは、改名発表からわずか約2ヶ月後という迅速さで開催されます。
さらに、このライブでは配信チケットがありません。
デジタルコンテンツが普及する現代において、あえて会場での体験に限定しています。
M-1グランプリのラストイヤーを飾るにふさわしい、インディアンスの熱い思いが凝縮されたライブとなることでしょう。
以下に、初の単独ライブの概要とチケット販売情報をまとめました。
「ちょんまげラーメン」としての初の単独ライブ概要
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | ちょんまげラーメン単独ライブ「心を込めて準備中」 |
日時 | 2025年8月16日(土) 19:00開場|19:30開演|21:00終演予定 |
会場 | ルミネtheよしもと(新宿区新宿3丁目38-2 ルミネ2 7F) |
チケット料金 | 前売り3,500円|当日4,000円(全席指定) |
チケット販売スケジュール | FANYチケット先行受付: 6月19日(木)11:00 ~ 6月23日(月)11:00 FANYチケット一般販売: 6月25日(水)10:00~ |
特記事項 | 配信チケットなし |
FANYチケットでの購入が必須となりますので、ファンの方はお見逃しのないよう、スケジュールをしっかり確認してください。
ファンと世間の反応:期待と戸惑いの声、そして成功へ
「インディアンス」から「ちょんまげラーメン」への改名発表は、瞬く間に世間の注目を集めました。
特にSNS、中でもX(旧Twitter)では、「ちょんまげラーメンはじめました」というハッシュタグがトレンド入りしました。
SNSでの爆発的な話題性
この突然の発表に対し、ファンや世間からは様々な声が寄せられました。
多くは、そのユニークで記憶に残る響きや、水ダウさんのどっきりから生まれたという意外な経緯に面白さを感じています。



これからも応援していきたい



どんだけちょんまげラーメンが好きなんだよ(笑)
といった期待や応援のコメントが相次ぎました。
一方で、長年親しんできたコンビ名が変わることへの戸惑いや、新しい名前への驚きを隠せない声も聞かれました。
芸人改名の成功法則に当てはまるか
このようなテレビ番組をきっかけとした芸人さんの改名については、その後の成功に繋がるかどうかが常に注目されます。
これまで番組企画で改名し、売れた芸人としては、
- さまぁ〜ず(旧バカルディ)
- くりぃむしちゅー(旧海砂利水魚)
等が挙げられます。
- 短く覚えやすい新名であること:耳に残る響きや、略しやすい名称が、新たな定着に繋がる
- 番組が改名後も物語を追い続けること:改名が単発の企画で終わらず、継続的にメディアで取り上げられることで、新名称の浸透を図る
- 本人が腹をくくってネタも刷新すること:改名という大きな決断を、芸の進化やスタイルの変化と結びつけることで、単なる話題作りではない本気度を伝える
今回のインディアンスの改名が、一時的な話題に終わるか、長期的な成功に繋がるかの分かれ道にきています。
期待高まる「ちょんまげラーメン」の新たな未来
お笑いコンビ「インディアンス」の「ちょんまげラーメン」への改名は、人気バラエティー番組『水ダウ』のどっきり企画から生まれた、まさに予測不能な展開でした。
改名前から情報番組『まるごと』のレギュラーを務めるなど、安定したメディア露出を続けてきた実力派コンビ。
インディアンスがこの新コンビ名で、どのような笑いの世界を切り拓き、M-1決勝でどのような旋風を巻き起こすのか。 今後の活動から目が離せません。