石田ひかりが明かす「寺の嫁」の知られざる日常と三重県金蔵寺との関係

長く活躍を続ける女優、石田ひかりさん

自身のYouTubeチャンネル「まぁるい生活」で、石田ひかりさんは意外な一面を公開しました。

それは、夫である訓覇圭さんのご実家が、三重県にある由緒あるお寺だということです。

飾らない日常を映したこの動画は、すぐに注目を集めました。

2025年4月5日現在で、330万回再生を超えるほどの反響を呼んでいます。

国民的女優という華やかなイメージを持つ石田ひかりさんですが、お寺でのプライベートな生活を披露したことで、鮮やかなギャップが生まれました。

石田ひかりさんは「大した戦力になれない」と謙遜しながらも、年末年始のお勤めを自然体でこなします。

この記事では、お寺に嫁がれた石田ひかりさんの生活・を詳しくご紹介します。 夫である訓覇圭さんの実家『三重県菰野町の金蔵寺』についても、深く掘り下げていきます。

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石田ひかりさんと夫・訓覇圭さん:出会いから築かれる由緒ある家族の絆

女優の石田ひかりさんは1972年5月25日生まれ。

テンカラットに所属する女優さんです。

お姉さんは、同じく女優の石田ゆり子さん

石田ひかりさんは2001年5月、NHK職員の訓覇圭さんとご結婚されました。

お二人の間には娘さんが二人いらっしゃいます。

2003年5月に長女を、2005年1月には次女をご出産。

子育てにも奮闘するお母さんとしての顔も持っていらっしゃいます。

訓覇圭さんのプロフィールとご家族の背景

訓覇圭さんは1967年5月生まれの日本の演出家、プロデューサーです。

NHKに勤務していらっしゃいます。

訓覇圭さんは京都府京都市出身です。

洛南高等学校、そして名門の京都大学文学部を卒業されています。

1991年にNHKに入局し、『あまちゃん』など、数々の人気ドラマ制作に携わってきました。

訓覇圭さんの父親は、元大谷大学学長(第24代)の訓覇曄雄さんです。

さらに祖父は、真宗大谷派の元宗務総長である訓覇信雄さんという、高名な僧侶を輩出しています。

真宗大谷派は、浄土真宗の主要な宗派の一つ。 京都の真宗本廟(東本願寺)を本山としている。宗務総長は、宗派の代表役員を務める、極めて重要な役職。

このように、訓覇家は日本の仏教、特に真宗大谷派において、教えを深く学び、教団を運営する両面で中心的な役割を担ってきた、深い歴史を持つ家系であることが明確に分かります。

国民的女優と由緒ある仏教家系を結ぶ縁

石田ひかりさんと訓覇圭さんの馴れ初めは、1992年放送のNHK朝の連続テレビ小説『ひらり』がきっかけであったとされています。

YouTubeで大反響!「寺の嫁」の年末年始と石田ひかりさんの魅力

石田ひかりさんのYouTubeチャンネル「まぁるい生活」で公開された動画「寺の嫁 年末年始お見せします」。

その内容と石田ひかりさん自身が持つ飾らない人柄が合わさり、驚くほど大きな反響を呼びました。

この動画は、2024年4月頃に公開された2023年末年始の様子を映したものです。

2025年4月5日時点で、330万回再生を超える人気を博しています。

動画が映し出す寺の日常と奮闘する石田ひかりさん

動画の中では、石田ひかりさんがご自身の車を運転して、三重県にある夫のご実家、金蔵寺へ帰省する様子が描かれています。

石田ひかりさんは、お寺の台所が「すべてが大きい」と表現する、広々とした空間です。

そこで、年末年始の準備に奔走する石田ひかりさんの姿が披露されています。

具体的には、

  1. 大晦日の年越しうどんの準備
  2. 除夜の鐘つき
  3. 元旦に訪れる約250人もの参拝者の皆さんへ、豚汁の準備と振る舞い
  4. お餅切り
  5. ご家族との団欒

寺の嫁としての多岐にわたるお勤めをこなす自然体な姿が映し出されています。

視聴者の共感を呼ぶ理由と「寺の嫁」の新しいイメージ

視聴者の皆さんからの反応は、お寺の生活への「興味」や「驚き」に留まらず、石田ひかりさんの人間性や生き方への深い共感と称賛が中心でした。

視聴者1

ドラマみたい!

視聴者2

お寺のお嫁さんとして立派に務めていますね☆

視聴者3

どんな事でも楽しむ考え方が素敵。 人生の参考にします。

このような声は、石田ひかりさんの飾らない姿が多くの人々に受け入れられたことを示しています。

現代社会では、お寺は少子高齢化や檀家制度の変化により、社会とのつながりが希薄になりがちです。

しかし、国民的知名度を持つ女優、石田ひかりさんがYouTubeで、お寺の日常や行事を親しみやすくリアルに公開しました。

この動画は、視聴者にお寺の生活や伝統文化への興味と理解の機会を提供しました。

三重県菰野町「金蔵寺」:訓覇家の歴史と地域の文化財

石田ひかりさんの夫、訓覇圭さんのご実家であるお寺は、三重県三重郡菰野町小島に位置する「華木山 金蔵寺」です。

石田ひかりさんご自身のInstagram投稿・訓覇さんのご兄弟である訓覇浩さんが現在の金蔵寺の住職を務めていることから、その関係性が明らかになっています。

訓覇曄雄さん(訓覇圭さんの父親)の長男であることが公表されています。

金蔵寺と訓覇家の深い歴史

金蔵寺は、訓覇家と日本の仏教史において、とても重要な繋がりを持つ由緒あるお寺です。

訓覇圭さんの祖父である訓覇信雄さんは、1906年(明治39年)に三重県三重郡菰野町で生まれました。

訓覇信雄さん

1906年(明治39年)生まれ。
大谷大学を卒業後、1935年(昭和10年)に29歳で金蔵寺の住職となる。
真宗大谷派の宗務総長を2度務めるなど、教団内で極めて重要な役割を果たす。
1961年(昭和36年)に宗務総長に就任。

家の宗教から個の自覚の宗教へ」をスローガンに「同朋会運動」を提唱しました。

この運動は、真宗大谷派の教義と運営に大きな影響を与えました。

金蔵寺の貴重な文化財と地域への貢献

金蔵寺の歴史的価値は、その建造物に表れています。

お寺の山門は、かつて菰野町を治めた菰野城の唯一の遺構であり、貴重な文化財です。

境内には、門前の大銀杏穴太積みの石垣など、風情ある見どころもあります。

石田ひかりさんが「寺の嫁」として日常を公開することで、この豊かなお寺に光が当たり、地域文化の再評価や、新たな関心を呼び起こす可能性を秘めています。

「寺の嫁」が社会にもたらす影響と今後の期待

石田ひかりさんの「寺の嫁」としての発信は、日本のお寺や伝統文化に対する社会の認識に、新しい影響を与え始めています。

石田ひかりさん自身も、YouTube動画の反響について

石田ひかりさん

みなさんが少しでもお寺のことに興味を持ってくださるきっかけになったのならよかったなと思っています。

と語っています。

石田ひかりさんの成長と今後の展望

石田ひかりさんは、YouTube動画の撮影を通じて

石田ひかりさん

撮る側に回ってみて気づいたことが山ほどあります

石田ひかりさん

撮れ高がないと話にならない

と、新しい視点と学びを得ていることも明かしています。

石田ひかりさんのような存在が、伝統文化の魅力を再発見させ、その継承と発展に貢献する新しい道を切り開いていると言えます。

今後の展開が期待されます。

石田ひかりさんが紡ぐ、現代の「寺の嫁」物語

国民的知名度を持つ女優である石田ひかりさんは、伝統的で制約が多いと見られがちな「寺の嫁」という役割を、自身のYouTubeチャンネルで積極的に、そして楽しんで果たしています。

これは、現代人が直面する①キャリアと②家庭①伝統と②革新といった選択肢を対立させるのではなく、共存させ、新しい価値を生み出す可能性を示唆します。 

夫のご実家、三重県菰野町の金蔵寺は、地域と日本の歴史に深く根ざしたお寺です。

YouTube動画内での、石田ひかりさんの飾らない人柄と、伝統的なお勤めを楽しむ姿勢は、多くの視聴者に共感を呼びました。

今後の活動にも注目です。

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