
十朱幸代さんの旦那さんって、いったい誰なんだろう?
昭和から輝き続ける大女優、十朱幸代さんについて、そう思ったことはありませんか。
上品な美しさと、数々の作品で見せる圧倒的な存在感は、今も多くの人を魅了しています。
この記事では、「十朱幸代さんの旦那さんは誰なのか」という疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、十朱幸代さんはこれまでに一度も結婚されていません。
ですが、十朱幸代さんの人生は、決して愛とは無縁ではありませんでした。
この記事では、十朱幸代さんが結婚を選ばなかった本当の理由や、これまでの華やかな恋愛、充実した現在の暮らしぶりまで、すべてが分かります。
十朱幸代さんに旦那がいない理由|女優という生き方への覚悟
十朱幸代さんが生涯独身を貫いている背景には、ご自身の仕事に対する、とても強い思いがありました。
女優という生き方への深い愛情と覚悟が、十朱幸代さんの人生の選択を方向づけてきたのです。
結婚よりも「女優」を選んだ固い決意
1958年にNHKドラマ『バス通り裏』でデビューして以来、十朱幸代さんは「国民の恋人」として絶大な人気を得ました。
十朱幸代さんにとって、仕事は人生そのものだったのです。
当時の芸能界では、女性が結婚すると家庭に入るのが一般的。女優の仕事との両立は、とても難しい時代だった。
十朱幸代さん自身、早くから家庭よりも仕事を選ぶと心に決めていました。
結婚によって女優としてのキャリアが制限されることを、受け入れられなかったのです。
インタビューでは



恋愛すら、仕事をする上で本当は邪魔だった
と語るほど、その情熱を演技に捧げてきました。
結婚という選択をしなかったのは、特定の相手がいなかったからだけではありません。
十朱幸代さんが「女優・十朱幸代」として生きることを、自らの意志で選んだ結果だったのです。
初めての大きな愛:小坂一也さんとの14年間の事実婚と破局
十朱幸代さんの人生を語る上で、歌手で俳優の小坂一也さんの存在は欠かせません。
二人の関係は、十朱幸代さんの愛の歴史の原点ともいえる、とても大切なものでした。
14年間の「事実婚」とその終わり
十朱幸代さんが17歳の時、映画の共演がきっかけで小坂一也さんと出会い、恋に落ちました。
二人の関係は普通の交際には留まりませんでした。
約14年間も同棲し、家族も認める「事実婚」の状態にあったのです。
多くの人が、二人の結婚は確実だと見ていました。
しかし、前述の通り、十朱幸代さんには女優業を優先したいという強い意志がありました。
十朱幸代さんが30代前半の頃、この長い関係は終わりを迎えます。
小坂一也さんが他の女性と恋に落ちたことが、直接的な原因だったようです。
十朱幸代さんは後に



仕事に夢中になるあまり、小坂一也さんの心の変化に気づけなかった
と振り返っています。
この大恋愛の終わりは、十朱幸代さんに深い悲しみをもたらしました。
ですが、女優としてさらに大きく飛躍するきっかけにもなったのです。
小坂一也さんを巡るライバル?女優・松坂慶子さんとの噂の真相
小坂一也さんとの関係では、もう一人の大女優の名前が挙がることがあります。
それは、松坂慶子さんです。
二人の間には、どのような物語があったのでしょうか。
松坂慶子さんが語った別れの真相
当時、小坂一也さんが十朱幸代さんと別れた後、松坂慶子さんと交際していたのではないかという噂が流れました。
ある記者の取材に対して、松坂慶子さんは当時のことを告白したとされています。
小坂一也さんから結婚を迫られたこと、しかし父親の反対にあい破局したことを、涙ながらに語ったそうです。
この証言によって、「十朱幸代さんから小坂一也さんを奪った!」というイメージが、松坂慶子さんについて回った時期もありました。
しかし、時が経ち、二人の大女優は映画祭の式典で顔を合わせたといいます。
その時には、お互いに笑顔で挨拶を交わしたそうです。
複雑な恋愛関係の渦中にいたお二人ですが、それぞれが自分の道を歩んできました。
長い時間が、世間の噂や確執を和らげたのかもしれませんね。
最も結婚に近づいた相手:西城秀樹さんとの情熱的な恋
小坂一也さんとの別れの後、十朱幸代さんには運命的な出会いが訪れます。
お相手は、あのスーパースター・西城秀樹さんでした。
この恋は、十朱幸代さんの人生で最も激しいものの一つでした。
13歳の年の差と、周囲の猛反対
この恋は、十朱幸代さんが「最も結婚に近づいた」と公言する、激しく情熱的なものでした。
二人の出会いは1989年のドラマ共演です。
当時、十朱幸代さんは40代後半、西城秀樹さんは30代半ばでした。
この13歳という年齢差は、二人に大きなプレッシャーとしてのしかかります。
お互いの家族や周囲から、猛烈な反対に遭ってしまいました。
一時は婚約会見を開く寸前まで準備を進めていたそうです。
ですが、最終的に結婚には至りませんでした。
十朱幸代さんは、子供を望むかもしれない若い西城秀樹さんに対して、自身の年齢を考えてしまったのです。



反対を押し切るだけの覚悟が持てなかった
と後に語っています。
2018年に西城秀樹さんが亡くなった後、十朱幸代さんは自叙伝『愛し続ける私』を発表しました。
その中で、実名は伏せながらも西城秀樹さんとの大恋愛を赤裸々に綴っています。


CMの顔としても活躍!はごろもフーズと十朱幸代
十朱幸代さんのキャリアは、映画やドラマだけではありません。
十朱幸代さんの顔は、お茶の間にも広く親しまれていました。その代表例が、有名なあのCMです。
「シーチキン」で国民的な存在に
特に、多くの人が記憶しているのは、はごろもフーズの「シーチキン」のCMではないでしょうか。
十朱幸代さんは長年にわたってCMキャラクターを務めました。
その上品で親しみやすい笑顔は、商品のイメージアップに大きく貢献したのです。
女優としてだけではなく、CMキャラクターとしても国民的な存在でした。
現在の十朱幸代さん|優雅な独身生活と「生涯女優」としての決意
数々の情熱的な恋を経験した十朱幸代さんですが、現在はどのような生活を送っているのでしょうか。
そこには、自立した一人の女性としての、とても素敵な生き方がありました。
「ひとりは強い」充実した現在の暮らし
現在、十朱幸代さんは穏やかで充実した日々を送っています。
十朱幸代さんの哲学は「ひとりは強いわよ」という言葉に集約されているようです。
一人でいることは孤独を意味するわけではありません。
何ものにも代えがたい自由と強さの源として、「ひとり」の時間を謳歌しています。
高校時代からの友人たちとの交流や、愛犬「きらら」との暮らしが、生活に彩りを与えているそうです。
健康維持のためにジムに通い、食事に気を配るなど、美しさを保つ努力も欠かしません。
そして何より、十朱幸代さんの情熱は今も「女優」という仕事に向かっています。
80歳を超えてなお、2025年の舞台復帰を決意するなど、その生涯女優としての姿勢は揺るぎません。



引退宣言はいらない。見向きもされなくなったら自然に消えればいい。
と語る十朱幸代さんの姿は、とても格好いいです。
十朱幸代さんの生涯のパートナーは「女優」という天職そのものなのでしょう。